●スタート●
ギリギリまでメンテをしてさっそうと操縦台に駆け上る!?
ファーストドライバー、かつよし。
2番〜9番までのグリッドはもう既に待ちの状態。
ステアを右に左にとタイヤを暖めながらゆっくりとトップポジションへ。
そう!そうなんです!
念願のゼッケン1番岩石オープンだったのです!・・・予選無いのに(笑)
実はレース前におぐっちゃんがくじを引いてきて、その順番なんですけどね。(おぐっちゃん補足:それは言わない約束!)
それでもトップはトップです。かっちょ良いです!
「ゼッケン1番、AORC」 アナウンスが飛ぶ。かっちょいい〜〜!
ひゅ〜ひゅ〜!
(家政婦は見た:お父さんはこの晴れ姿を見て目頭が熱くなりました。よくぞここまでみのもんた。。。失敬)
↓この時の勇姿ったらなかったッスよ!!! もうサイコー
路面にライトが反射して。。。
●スタート10秒前
「無理するな、みんなタイヤが冷えてるから1コーナーで自爆するやついるぞ!」
そう自分に言い聞かせます。
●スタート5秒前
「ん? じゃぁ逃げなきゃやられるじゃない!」
●スタート1秒前
「逃げたとして自分が自爆したら・・・」
●スタート!!!
「えーい、行ったれ行ったれ〜!」
スタートはジャストミート。
コンマ1秒のズレも無くのスタートで後続から2メートルは離した。
案の定、ストレートエンドの1コーナーはどアンダー。
「曲がれ!曲がれ!」
心の叫びが通じたのか、フロントからグイグイ曲がっていき第一ヘアピンに吸い込まれる。
その頃、後続車は第一コーナーで多重クラッシュ。
読みが当たった!
でもこれってタイヤが冷えているときの定石なんですよね。
わかっていながらも難しいです。
(家政婦は見た)
これその時の画像なのですが、祈るように見守る隊員の期待に応え、素晴らしいダッシュと完璧なラインで1コーナー
に突っ込んで行く様が克明に記録されています(By おぐっちゃん)
この時は本当に背筋に悪感、いや鳥肌がたちましたわ。izu@大将も驚嘆の声を!
最初の1周は後続との開きがあるためトップ通過。
しかしやはり速いところは速いもので、2周目にはラインを詰めてもプッシュされそうな勢いの車が追ってきました。
そこでジェントル!に譲る。
最初の2パックはかつよしが担当。順位的には4位かな?
でもizu大臣のライトといいカメ林さんのカラーリングといい本当にかっちょいいし、目立ちますしドライブしやすかったです。
(おぐっちゃん補足)
今回は2パック交替のルールがあったので、かつさん→トミー→おぐっちゃんの順で2巡し、その後でizu@大将が登場、
最後にかつさんが締める、というローテーションで行いました。(全15パック)
1パック8分を基準に走行し、途中でタレた場合はドライバー申告でピットイン(実際1〜2回、スカバッテリーがあり
5〜6分でピットインした時がありました)
バッテリー交換やクルマの整備はizu@大将が一手に引き受け、またWinCEに組み込んだ耐久ラップナビとPHSの
トランシーバモードを利用したインカムを用意してくれ、ワークス体制のハイテクチームを演出してくれました。
気分はロン・デニス?
経過時間、走行時間、ラップタイムなどを見ながらトミーに指示を送るかつよしキャプテン。(奥に見えるはAORc看板)
ホンマ、マクラーレンみたいでぞくぞくしましたワ。これでテレメータがあれば完璧!(トミー頼むぜ)
ラップタイムは12秒前半をコンスタントに叩き出す素晴らしい快走で、いままでの苦労も吹っ飛びました。が、、
トップ3のチームはなんと11秒台。おいおい23Tの予選じゃないんだから。。。。
かつさんも12.01秒を叩き出して応戦しますが、いかんせん異次元だった。腕的には十分通用するのですが、クルマの
仕上がりに圧倒的な差があり当面のライバルは団子状態の4位〜8位という事で、あとは上位のトラブルの転落を
待つ作戦で行くことに!
★ここより トミー記
かつよしさんの「ジェントルマン走行」で現在4位、車の仕上がりと自分の腕をかえり見てポジションキープは無理と判断。。
カメ林さんの代わりも無理そう。。
「とにかく壊さずにおぐちゃんにバトンタッチだぁ作戦」を取ることにした。
「ルマンに初出場の近藤マッチの気分」にも似た興奮を押さえ操縦台に上がり、インカムを受け取りかつよしさんから
バトンタッチ。
「うぅぅん曲がらん」と自分の車との違いを感じながらじわじわと順位を落としながら走行。
いきなり他車を押し出して、「なんだ〜」と叫ばれるが、自分のこととだとはその時は気づかなかった。。
(家政婦は見た:実際には「どけこの野郎、どこ見てんだ阿呆」などとコワイ怒号が飛んでいた。ちょっとマナーが悪かった。
しかしトミーは素知らぬ顔で堂々と走行するのだった。それで良いのだ!!)
とにかく壊さずに、コースの真ん中を走る走行でバッテリーチェンジに。。インカムから「モーター焼けてるから
握らないように。。」と言われ、ゆっくり走っているつもりでもやっぱり握っていたのかぁ。。と我にかえり、握らず避ける走行
をしているのに突っ込まれたり、はじかれたり、それでも壊さずにおぐっちゃんにバトンタッチ。。ふぅ。。
(おぐっちゃん補足:ハタから見るとやっぱりトミーは握っていた。というか突っ込みすぎが多かったようだ。それでもあれ
ほど練習時や田無のレースで苦渋をなめた大破を一切起こさず、少々大回りながらも堂々と走り切って交替した。
目をみはる成長ぶりに一同舌を巻いた。本当に素晴らしい走りだったぜ!トミー!!)
狭い加瀬のコースはインフィールドでどうしても絡み合いが。。。
いよいよおぐっちゃん登場。なんとバトルしているぅ!さすが耐久2度目で耐久のなんたるかを心得た走り。
ジモピーのコースどり&抜かれ方で、ポジションアップを。。
なぜか、ランチャデルタとカローラに遭遇するたびに接触していたが、渾身の走りで、1パック8分以上を走りきる。
(おぐっちゃん補足:散々人に「完走第一安全運転SDカード走りや!」などと言っておきながらいざ走り出すと
闘争本能が首をもたげて、大人げ無いからみ方をしてしまいました。面目無い。。。
最初は緊張でペースがつかめずに、あたふたしましたが、2パック目は本当に楽しめました。無事バトンタッチ!)
●50分経過 2巡目●
izu@総監督から、そろそろバッテリーチェンジ!との声でかつよしさんにバトンタッチ。
星野かつよし状態で、ぐんぐん走るが、そろそろモーターの熱ダレがひどくなっているようで、バッテリーもあまり
持たなくなってきていた。「ダスターでモーター冷却!」とizu@チーフメカニックから指示が飛ぶ。
バッテリー交換時にダスターをモーターにかけるが、この時「缶逆!」とのおぐっちゃんからの声。。「???」
わからんかった。。ダスターの缶をさかさにして吹くと冷気が出て冷たくなるのであった。
勉強になるなぁ。。と思いながら右往左往しているとドライバーチェンジに
「握っても、モーター回らないよ。バッテリーの持ちもだめ」とかつよしさんから車の状況を聞き、
また、「つなぎの小麦粉は少々に。。作戦」で走行。
(おぐっちゃん補足:かつさんの走行時、案の定、上の2つのチームにトラブルが発生し、4位にあとちょっとと迫る
5位を走行していた。他人の不幸は蜜の味とは良く言ったもので、M屋ランド氏率いるOver
'30s Aチームのピット
インが永遠に続けばと祈るのであった。。。。)
車は、もうヘロヘロになってる。パワーが全然無い。7分過ぎからバッテリーもタレたので、チェンジしてもらうが、
最初からバッテリーがないような状態だった。
あれで、かつさんもおぐっちゃんもよく走るなぁ。。ラインどりがうまくないとこりゃ走られへんわ。。と5分ごろに、
バッテリーかモーターかわからないけどがっくりパワーが落ちたようだったので、急遽バッテリー交換&おぐっちゃん
にバトンタッチ。
(おぐっちゃん補足:80分経過時点で1位が364周、これはちょっと届かないな。4位が340周、5位が331周、
そして6位AORc 319周、7位312周だった。この4〜7位は依然として順位の変動可能な範囲にあった。
8位と9位は200周台で脱落していたが、大トラブルもなく全チーム渾身の力で周回を重ねていた。)
バトンタッチ後、おぐっちゃん流華麗なコースどりで周回を重ねていき、izu@ドライバーに交代、
この時、1つ上の順位を走っていたチームアブーがタイヤ交換後「曲がら〜ねぇ!」と叫んで2度タイヤ交換をした
のが、ドラマの始まりになるとは誰も気が付かなかった。。
我々のチームAORcは、ここまで、なんと!ノートラボルタ!「サンデーナイトフィーバー!」
はじめての加瀬とは思えぬ入魂の走りと「モーター復活!走行!」登場で順調に周回を重ねる。
運営、中継、そしてなんとレースにまで参加したおなじみロンゲ店員氏。
いよいよ完結編 第五節 「激走」へ 最後の戦いが始まる!