さて、準備編はハードボイルド調で行きましたが、肩凝ってぴっぷエレキバンまみれになったので、ここからいつもの
おぐっちゃん調で行きます。また、ここからは、参加者がそれぞれ書き綴ったリレー小説になるので、ライターを
色で識別してお届けしましょう。
おぐっちゃん色
かつよしさん色
トミーさん色
(尚izu@さんは耐久レポート特別編で登場します)
ではいってみよ〜!!!
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●午前10時
朝一番でサーキットに乗り込んだのはトミーでした。急遽参加されたしの伝令を受取ったトミーはとにかく即席の
猛特訓を行うため、レースまでの間ひたすら走り込みを行ったのです。
★トミー記
耐久レースってどんなもんかわからんから今回は見に行こう!と思ってぼぉ〜っとしてたら、いきなり指令がぁ。。
「10時に集合!」
たったらたった、たったったぁ〜♪←「8時だよ全員集合」
10時集合ということで。。コンビニでおにぎり4個とペットボトル1本を買い込み
サトーホビー加瀬サーキットに開店と同時に入る。
さぁ、デイタイムの走行券を購入し、たばこを1本吸って、走行を開始。とにかく
走り込まねば、前回は全壊走行を1時間ほどしただけなのでコースも覚えていない。
3パック程走ったあと、おぐっちゃん登場!
ななぁなんと。。額縁入りAORcの看板とファミレスの卓上メニューのような三角柱状態の
看板をピットテーブルに立てて「にんまり」しているではないかぁ。。
(おぐっちゃん 補足)
当日はRCNさんデザインのAORcステッカーを元におぐっちゃんが製作した看板、三角柱、ステッカー、
さらには名刺でバッチリ固めた。いきなり相当目立っていた事は言うまでもない。
尚、ご自由にお取り下さいと置いておいた名刺は次々と無くなっていったが、全部関係者が持っていったのだった。。。
これは勝つ気でいるなぁ。。根性入ってるでぇ。。しかし
前々日のセットがもう一つだったようで、焦りに似た余裕がぶよぶよと感じられた。
「あてずに完走を!完走してなんぼ!」と自分に言い聞かせるように、おぐっちゃんは
言いながらコースどりを教えてくれました。前回聞いておけばよかったと思いながら。。
そうこう走行しているうちに、izu@さん登場!
いきなり、ヘッドセット付き噂のシャーマン登場!サーキット裏の駐車場で走らせている2人。。
「うぅぅんすごい!これは別な使い方があるなぁ。。」とニンマリしていると
ぐるぐる回転攻撃にあい、ヘッドセットに酔ってしまった。。頭くらくら。。
「そろそろかつさん来てるんじゃない?」ということで
「眠れない夜 かつよしさん」が台車と共に登場。。
ここから、あーでもこーでもないとセットが始まるのであった。
実は、ここから既に、車の耐久試験は始まっていた。
本当は2週間前から耐久試験は行われていた。。。ってことは。。
(おぐっちゃん補足)
ここでAORcのボディがベールを脱いだ。カメ林さんの職人技スプレー塗装にAORc特製ステッカーでバッチリ
決めたそれは間違いなく今回参加の中でNO1のカッチョ良さでした。今見てもほれぼれします。
これにizu@さんの電飾(前後の高輝度ライト)が加わって宇宙一速そうに見えた、、、のですが、、、
★かつよしさん記
●1998年12月27日 午前11時
ネバダ州・・・じゃなかった加瀬
さっそうとコースに乗り込みました。おぐっちゃんから催促電話が来てからですけど。
ちと朝から仕事もどきをしていたので遅刻してしまいました。とりあえず走ろう!ということで車を早急にメンテし
コースイン。ありゃりゃ、巻き巻き病はまだ居るぞ!
(おぐっちゃん補足:加瀬を知っている方が見れば一目瞭然ですね!)
●正午12時
「お〜っす! 行ってみよ〜!」
そこへizu治療院のizu医院長のお出ましです。
とりあえずizu大将に状態を見てもらうためにコースイン。
「だめだこりゃ!」
ちょっとだけizu社長の唇が伸びていたのが見えました。(おぐっちゃん補足:確かに伸びていました!)
実はリアグリップに苦しんでいたポールTF3巻き君は、ストロークよりもリバウンドの方が大きいと
いう変則的なセットになっていました。それでも巻き巻き。
それをizu逃亡医はブラック・ジャックの様なメスさばきでリバウンドを殺していました。
おいおい、それじゃ余計巻くんじゃないの? だってリバウンドが大きいほどグリップするじゃないか!
そう思われた方もいらっしゃると思います。
チっチっチっチ! 違うんだなぁ〜。
ある程度の固さが無いと地面にタイヤを押し付ける力が無いために接地抜けをするのです。
この頃は笑顔があふれ余裕しゃくしゃくのAORcの面々。。。
●13時半
今度はボールエンドを短いのに変え、バネにプリセット(プリロード)をかけてほとんどリバウンドが無い状態にし
てみました。
おぉぉぉ! 良いじゃない!
これには理屈は分かっていながらも驚きました。
オレの2週間を返せ〜〜(笑) (おぐっちゃん補足:いやいやかつさんの激闘は決して無駄ではありません)
ただ、まだコーナー奥で巻くのは残っており、どうしたものかと・・・
そんなこんなでリアのダンパー付け位置を変えたり、バネを変えたりと四苦八苦。
なんとか落ち着いてきたなぁ・・・でもまだ・・・まで来ました。
●14時半
「ねぇねぇかつさん、リアタイヤはD20じゃない?」
何気ないおぐっちゃんの一言に・・・
やってもうたぁ〜〜! D25付けてるつもりやったのに〜!
・・・・これで2時間半がパ〜〜。
とりあえずはまだ時間もあるしで一瞬凍り付いた背筋も半解凍くらいにはなりましたが。
(家政婦は見た:この他にもダンパーの取り付けミスやオヤジギャグの急速な品質低下などかつさんの
緊張が急激に高まっていることを肌で感じた次第であります。かしこ)
●15時半
いろいろやっては元に戻しと・・・。
なんかフロントが引っ掛かるというか、リアも乗り越え感があるというか。
あとはizu会長に任せないとだめだぁ!
ということでセットの詰めはizu御曹司に委任。
その間、バッテリー、予備パーツ、変換コネクタ作りに大忙し。
一方とみながさんは・・・とにかくコースに慣れることをチーム員から指摘され、一人黙々と自車ツーリング。
時々どっか〜ん、ばりばり、じゃじゃ〜と音がするときは必ずとみながさんが絡んでいたのはここだけの秘密です。
クラッシャ〜・トミ〜健在。
(おぐっちゃん補足:確かにサーキットに響き渡る大音響にびっくりして振り返ると、大抵トミーのクルマが壁に張り付いて
いました。黙々と直しては走り、走っては直し、、なんと驚き桃の木20パックも練習していたのです。トミーはホント
真剣でした。)
●16時
あれ? ステアが切れない・・・。
スタート2時間前になってトラブル発生。
なんとサーボセーバーが折れてしまいました。
ショップに替えは売っていたので事無きを得ましたが、かなりセット出しでくたびれていた様子。
おいおい、他のパーツは大丈夫か?
(家政婦は見た:このあたりから隊員の表情にあせりの色がありありと見え、ひきつった笑いと寒いオヤジギャグが
雰囲気を支配していました。誰もがあせって凡ミスを連発!くう〜これぞレースや)
●16時半
コースは17時で一時閉鎖し清掃するとのこと。
おお慌てでセットをする中、izu先生がとっておきのアイテムをお腹のポケットから出しながら「スピマのタイヤ〜〜」。
このタイヤが大当たり!
今までD25特有の、タイヤのエッジに引っ掛かって走るセットだったのですが、今度はヌルヌルと走るセット。
引っ掛かって巻くのがなくなり、それでいて前に出るという豊潤な香り。
海原雄山もびっくりの濃厚な走りにチーム員みなびっくり仰天!
これを、おったまげた!・・・というのである。
(おぐっちゃん補足)
17時半に受付けが始まりました。ここから慌ただしさは一段と増し、レースのブリーフィングやフリー走行、車検と
次々と迫り来てあたふたしてしまいました。
フリー走行はめいいっぱい走れなかったと記憶しています。車検は無事通過し車重は1510gでした。
大事なグリッド決めではおぐっちゃんが、その持てる力をいかんなく発揮してポールを獲得!!幸先の良い
知らせをチーム隊員に届けました。(一本棒を追加したのがよかったみたい)
さあ、あとは本戦スタートだ!
(この時トミーの緊張をほぐそうと、かつさんがトラディショナルなギャグを連発する)
タイヤウォーマーを外し、さっそうとコースインするAORc号
いよいよ注目のスタート!! 第四節(快走) へ GO!