2007年10月07日
NY 釣りバカ日誌
このところ当家に釣りブームが到来している。
お手軽な船釣り以外にも、アメリカ人の友人に教えてもろた桟橋釣りや、カニ漁などレパートリーが広がり
これはぼちぼち本格的に始動しないとあかんところに来ていた(^ ^;
とうとう、釣竿も買ってもうた。
といっても、初心者用と子供用の全部入ったお手軽セット(それぞれ19ドルと12ドル(^ ^; )を買っただけ
だが・・・
さて、NYも10月に入りあとは、秋も深まり冬一直線かなと思っていたのですが、なぜかこのところゆり戻し
で気温が上昇。週末になると暑くなるというちょっと嬉しい珍現象となっている。
そんなこともあって、なんじゃかんじゃで2週連続で海に行っては釣りだの漁だのにいそしんでいた(^ ^;
さて、本日も暖かい穏かな日曜日につき、朝から出動
以前友人P氏に教えてもらった、桟橋釣りの穴場スポット、ノースポートに出撃だ。
LIEで言うと51番を降りてひたすら北上したところにあるノースポート湾の、メインストリートの突き当たりに
ある、町民用のボート桟橋が、その穴場である。
今日も桟橋から沢山のクルーザーなどが出航していた
この桟橋で、お手軽に魚が釣れるのだ!
一番突端を目指す当家
最先端に陣取り、さっそく準備に取り掛かる
釣竿買っただけで、仕掛けだの、糸の結び方など何もわかっていなかったので、とりあえずこの桟橋の近く
にある、釣具&餌の店で、聞いて結局全部やってもろうた(^ ^;
やはり、わからない事はその道のプロに聞くのが一番である。
本日狙うはスナッパーと呼ばれるフエダイの一種だ。
浮きを使って、水面下50cm程度の浅瀬に、専用の長い針を通した餌をたらしてひたすら待つ
これが餌の小魚(シャイニーというそうだ)
アタリが来たら、あわせたほうが良いのだろうが、良くわからず餌をとられることもあった。
基本的には、勝手にひっかかってくれるようだ(^ ^; ホンマか?
針をたらして待つと。。。。
まず、小魚が餌のまわりに集まってくるのが見える
そのうちに、もう少し大きい魚が集まりだし、急にそれらの集団がいなくなったと思うと、目指すスナッパーが
登場する、という寸法だ。
大事なのはとにかく時間帯で、満潮時に大群が来て、それ以外の時は去ってしまうらしい。
本日の満潮は朝8時半だったが、起きれず挫折(^ ^; 到着したときはすでに10時近かった。。。
もう去ってしまったのだろうか? なかなか兆しが見えない
隊員Aが使っているのは、まあそれっぽい竿だが、副隊長・隊員B共用のものは、完全にお子様用で、ホンマにこれで
釣れるんかいな?ちゅう代物だ(^ ^;
ところが!
そんな12ドルのお子様竿に、一号機がヒットしたのである!
キタ ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
副隊長、本日の一号機 ゲットォォォォォ!!!
をわっ! でっかく育った スナッパーだこと こりゃナイスだ
周囲にいた、野次馬からも、拍手と歓声が上がる
かなりうれすぃ〜!
副隊長大金星や!
しかし、竿の性能は一切関係ないのだな(^ ^;
だが、一号機のあとパッタリとアタリは途絶え じりじりと時が過ぎる
暇つぶしグッズ
こんなときのために最近ゲットしたiPod Touchだ
ワイヤレスLANを搭載し、ウエブサイトの閲覧や、YouTube話題のショートビデオを見たり、はたまたiTunes
ストアで最新ヒット曲をチェックしてその場で購入することもできる。
たまたまこの近所のどこかのワイヤレスLANのアクセスポイントにつながっちゃったので(^ ^;
YouTubeの面白ビデオとか見てみた。楽しかった(^ ^;
さて、やはりどんどん潮も引きスナッパーたんもどっかにいっちゃったようで全くアタリなし
少しだけポイントを変えてやってみる
結局、ここノースポートではスナッパー1匹に終わってしもうた。
これであきらめ切れない当家
ここから満潮を求めて、南に展開する
確か、ロングアイランドの南岸の満潮は夕方くらいだったので、南北に走る高速道路を使って、あっと言う間に
ファイアーアイランドまでやってきた。
以前、釣り船にも乗っ たことがあるCaptree
という船発着場に、良い釣り桟橋があるのだ。
Captree State Park到着 入場料は6ドルだ
駐車場右側の海岸に、長い釣り専用桟橋があって、沢山の人が来ていた。
潮もいい具合に、どんどん満ちてきており、いい感じになってきている。
がんがるぞ〜!!
めっきり慣れた手つきで、仕掛けと餌をセットし、ひょいっと海に投げる隊員達
そして
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
隊員Aゲット!!
副隊長&隊員Bもゲット!
隊長もゲットし、ここに移動してきて、スナッパーを合計4匹捕獲することに成功した。
やったー!!!
もう俺達立派な釣りバカ一家(^ ^;
それにしても、活躍している、12ドルと19ドルのReady to GOな竿
竿なんてなんでもいいんじゃん(^ ^;
快進撃はこれだけにとどまらなかった
スナッパー釣りの片手間に暇つぶしで、始めたカニ漁
公園内の釣具&餌店で、カニ用の餌をゲットし(鯛系の冷凍魚)、いつものようにカゴを
たらしておいた
餌もたっぷりしこんで、あとは、カゴを海底に落とすだけ
なにげなく、引き上げた隊員Aが絶叫をあげる・・・
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
夢にまで見た、ブルークラブやああああああ!
しかも甲羅だけで12cmくらいありそうな、かなり立派なヤツ
文句なくお持ち帰りサイズだ
あああ、うれすいよ
思いがけずブルークラブゲットだ。
ジョーンズビーチに二度行ったが、いずれも見たことも無い小型なカニで辛酸をなめていたが
とうとうその時は来た。
それにしても、ブルークラブの元気なこと
カゴに、はさみや足をからみつけ、びくともしない
無理やりとろうと思って、隊長と隊員Aが、はさみではさまれ流血の騒ぎとなった(^ ^;
ものすげー痛かった! 取り扱い十分注意です
無理に手でとろうとせず、カゴを開放して下にバケツを置き、勝手に落ちるように促すのが吉
カニ漁もかなりエキスパートになってきた
コツは
・満潮を狙う
・4方向開放の箱結構いいみたい
・餌は、釣具屋で売ってる生魚がいい チキンは意外と駄目
・この桟橋の場合は、すこし沖にカゴを投げたほうが良い
といったところだ。なんてことは無いな(^ ^;
当家の目覚ましい戦果により、道行く人や他の釣り人から羨望のまなざしで見られるようになった
う〜なんと成長したことか プププ
フラッシングから来た中国人一家にも、カニ取りのコツについて指導するまでに至った(^ ^;
彼らの敗因は、餌に、サメ肉を使っていたことだと推察される。
あの独特の臭気が、特定の蜘蛛みたいなカニしか寄せ付けないのだ。
ど うよ
バケツの中で、ところせましとバトルを繰り広げる海のプレデター ブルークラブ
他の種類も合計すると20匹弱はとった
今回は余裕で、ブルークラブのキーパーサイズのみを持ち帰った。
それでも12匹いた
バケツの中で暴れるカニビデオ
大本営発表本日の成果
スナッパー 5匹
大型ブルークラブ 12匹
本日の夕食を豪華に彩るにふさわしい成果だった
スナッパーはとりあえず、3匹がフライになった。
白身がぷりぷりして凄く旨かった
そして、ブルークラブだが、ワタリカニの一種で、5月くらいにとるとソフトシェルクラブになるアレだ。
中華料理屋で炒め物としても出てくるが、ボルチモアで食べる名物なカニもこれ。
副隊長によって、カニ汁、中華炒めそして、丸ごとボイルされたカニ三昧ディナーとなった。
ば〜ん
いやーもう最高でしたわ 本当に旨い
丸ごとボイルしたやつを、ボルチモアスタイルよろしく、ハンマーで砕いて食べるのが最高だった。
爪の部分及び、胴体の足の付け根に、肉がたっぷりあり、ほぐして一気にいただくのが吉
またカニ味噌もとてもいい味だった。
誠に贅沢な夕食だった
結 論:もはや遊びではない!(^ ^;
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