2007年08月18日
無人島サバイバルキャンプ?
最後に?がついているのがミソで(^ ^; 本当に無人島に行ったわけではない
(東スポかっての) ファイアーアイランドでキャンプしたのだった。
しかし、初日の体験が強烈でまるで、サバイバルキャンプだったので表記題名になった
というわけだ。
さて、ロングアイランドの南に細長く横たわる島、ファイアーアイランド
東端と西端に、クルマで入れるエリアがあって、そこはそこで結構いいのだが、大部分の
船でしか入れないエリアも無人島気分が味わえて大変面白い。
2004年には、日帰りで
オーシャンビーチに行った
が、 今回は島内に二箇所しかないキャンプサイト
の一つである
Watch Hillと
いう所 でキャンプをすることにした。
この場所は、キャンプサイトが二十数個しかなく、事前予約が必須で、結構人気がありすぐ埋まって
しまうらしい。副隊長がかなり早めに予約しておいてくれたおかげで行ける事になった。
出発は、Patchogueという街にある、Watch Hill行きの専用フェリーターミナル
目の前に無料駐車場がある、小さなターミナルで大変便利である。
ただし、店や自販機などはなにもない。事前にキャンプに必要なものは買いこんで乗り込む必要がある。
なお、荷物はやはり最小限に抑えたい。現地では自分で荷物を持ってキャンプサイトに移動する必要
があり、台車などを持っていったほうが良い。
いよいよ出航!
船旅。。といっても、30分で到着してしまうのだった・・・
到着!
フェリーターミナルの場所に、ヨットハーバー、ビジターセンターそして、雑貨屋とレストラン、スナックバーが
あるだけの本当に小さな集落だ。
あとは、キャンプサイトとビーチがあるだけで、整備されたボードウォーク以外は手付かずの自然を意図的に
残している。
入場者が制限されているので、とにかく人が少なくて無人島気分を味わえる不思議な場所である。
こんなところがロングアイランドから30分でいけてしまうところが大変面白い。
さて、さっそくキャンプ場に向かう。
場所は、早いもの勝ちだ。行きのターミナルで帰って来た客に、蚊が多い場所があるので、なるべく藪に近く
なくて風通しの良い場所が良いと聞いていたので、そういう場所を探すことにした。
ここから試練が始まった
フェリーターミナルから、キャンプサイトまでは、整備されたボードウォークを数百メートル歩くだけなのだが
キャンプサイトが近づくにつれ、
物凄い数の
蚊の大群に襲われた(^ ^;
それがもう半端じゃなくて
一度に20−30匹が体中にまとわりついてくる感じ
ありえねー!!
とにかく、急いでキャンプサイトを確保し、テントを設営する
そうこうしている間にも、蚊にどんどん刺される。
虫除けスプレーとムヒは持ってきたのだが、蚊取り線香を忘れた。あちゃー!
なんとか、テントを設営してテント内に逃げ込んだ。
やっと助かった・・・
こんな感じ
ボードウォークから近くに、テントサイトが点在し、各サイトには椅子テーブルと、BBQグリルがある。
AC電源は無い。流しとゴミ箱はいくつかあり。サイト入口に便所とシャワーがある。
なんとかテントを設営して蚊の大過から逃れていたのだが、そうこうしているうちに雨が降りだした(^ ^;
き、、、きびすぃ
当家は、ちょ〜なんちゃってキャンパーなので、厳しい自然環境下でのキャンプなど経験ない(^ ^;
雨漏りがするキャンプ内でじっと耐えた(^ ^;
そうこうしているうちに、雨もなんとか止んだ
ビーチに行ってみた
さて、BBQでもやろうかとせっかく肉を持ってきたので、炭と他の食材でも買いに行くことにした。
フェリーターミナルの、ジェネラルストアに買出しにいく。
しかし、炭はあったのだが、食材類はほとんど何もなかった(^ ^;
仕方なく、パンだけ買って、肉をパンに挟んで食べることにした(^ ^;
一回使い切り用チャコールは良く燃えた
タレ付韓国焼肉の炭火焼は、えらくうまかった!
やっとBBQにもありつけて、落ち着いてきた
と、思った矢先
どんどん空が暗くなり
どどーん
雷が鳴り出し
激しい雷雨が直撃する(^ ^;
き、、きびすぃ(^ ^;
慌ててテントに逃げ込む
一緒に蚊も大量に入ってきて、また刺される
雷鳴がとどろき、狂ったように叩きつける雨
そこら中から雨漏り(^ ^;
かなりめげてきましたがなにか(^ ^;
やっと、雷雨がおさまると、今度は
物凄い風(^ ^;
テントが吹き飛ばされてしまうのでは?というくらいの暴風
こんな上級者向けのサバイバルキャンプは全く予想してませんですた(^ ^;
寝てる暇もなく、家族全員で、テントの四隅をおさえ、テントの倒壊を防ぐ。
休むまもなく雨漏り、そして蚊の攻撃
近所のテントでも、大騒ぎになっている
。。。。。。
そして、さすがに疲労と眠気でもうろうとしてきた
最悪の事態を想定してみた
このまま暴風によって、テントが壊れるとすると、おそらく支柱が折れて、テントが
ぺしゃんこにつぶれるだろう。
(見た目はでかいが$50で買った安物なので、支柱が2本入ってるだけ。なんとも頼りない)
しかし、それ以上の事にはならないのではないか?
ぺしゃんこになったテントの中で朝まであかして帰れば
ええじゃないか
ええじゃないか
(^ ^;
そう考えると、気も楽になり、これ以上テントを支えるのも止めてみた。
あとは、野となれ山となれ
暴風の中で寝てみた(^ ^;
慣れとは恐いもので、風に叩きつけられるテント外装の音や揺れもだんだん気にならなくなり
いつしか眠りに落ちた
何時間かして、ふと目が覚めると風もおさまっていた
何もしなかったテントも無事のようだ
やるじゃん$50テント(^ ^;
外に出てみると、信じられないような満点の星空が広がっていた
感動した
そしてまた寝た
気がつくと、翌朝の8時半だった
サバイバルナイトを奇跡的に乗り切った!
今日は快晴で気持ち良い日だ
風も無く、蚊もうそのように消えていた
どうなってんの??
こちらはご近所さん
偵察してみると、いくつか倒壊しているテントがあった。
やはり、普通じゃないコンディションだったのだろう。
いきなり当家に似つかわしくない、上級者向けサバイバルキャンプとなってしまった(^ ^;
昨晩は、半べそ状態でもう帰ると言っていた隊員Bの機嫌も復活してきた(^ ^;
とりあえず、朝食をとりに、フェリーターミナルのスナックバーに行く
ヨットハーバーを見ながら朝食
きもちええ〜
朝食後、ボードウォークが続くネイチャートレイルコースに散歩に行ってみた
これまた大変整備されたコースで、歩きやすくイージーだった
この界隈、州立公園の自然保護指定区域にもなっており、様々な野生動物が生息しているらしい
高台の展望スポットより周囲を望む
右写真の緑色のテントが我が家である
散歩後、一旦テントに戻り、ビーチに行くことにした
アクセス路はすべてボードウォークで整備されている。やるジャン!
おお!人影もまばらな海岸が登場
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
なんだか急に楽しくなってきた(^ ^; 単純や
せっかくなので、アーチーズでも作るかっ(^ ^;
隊長の作品
こちらは隊員Aの作品だ
なんか妙に楽すぃ (^ ^;
さて、砂遊びもいいのだが、やはりせっかくなので、大西洋のビッグウエイブにもてあそばれてみた
水温は例によって低いが、最初気合で入ってしまえばすぐ慣れる
売店で買った、ボディボード($15)を持って波間に突撃!
うおおおお! ものすげー楽しい!!
うまく波にのって、ゴ〜っと一気に進んだ時の快感たらないですな
夢中になって遊んでもうた(^ ^;
そしてお約束の・・・・
晩飯は、また例のスナックバー
夕食後、海岸線をまた散歩した
涼しくて気持ちよかった
テント内で読書タイム
隊員Aは、百科事典のような厚さのハリーポッター最新刊を読みふけっていた
キャンプをすると、普段忘れかけていた、自然の時の流れを実感する
腹が減ったら飯を食い
日が暮れたら寝る
鳥のさえずりと光で目が覚め
足がむくまま歩いて止まり休み遊ぶ
本来、人間もこういった自然に身をゆだねる生活をしていたはずだ
いつからか、すべてか人工的になり便利になり、季節感や時間の感覚が無くなっていった
厳しいサバイバルもあるけれど、たまにはこういう事を思い出すキャンプもいいものだ
と思った
この夜は、極めて平穏だった
雨風もなく、虫の声だけが鳴り響く闇にキャンプサイトは包まれいつしか寝ていた
翌朝、撤収!
テントを分解してみると、案の定骨が折れていた(^ ^;
でも、倒れずにもって本当に良かった
しかし、すごい荷物や
台車もなく、荷物を持っての移動には少々難儀した
11時出航の船に乗ってロングアイランドへ戻る
ちょっとスリリングな冒険を味わえた週末小旅行だった
こんな体験を手軽にできるのもNYならではかもしれない
結 論:近場にも面白いところは沢山ある!
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