2007年07月09日
2007 カナディアンロッキー&アメリカ国立公園の旅
その6
■7月9日(月) 六日目 カルガリーからイエローストーンへ移動
本日は移動日である。前半のカナダセクションも無事終了し、飛行機を使って南下してイエローストーン
セクションの後半へと入る。
カルガリーを朝8時半発のフライトで、まずはデンバーまで行き(約2時間半)、そこから乗り継いで
ジャクソン(約1時間15分)に入る。
ジャクソンから車を借りて、約1時間半でイエローストーン国立公園に入り、最初の投宿地点である
グラントビレッジに入るという計画だ。
このあたりの難しいアレンジも全て副隊長が綿密に調べて行った。
早朝からの乗り継ぎフライトで疲れ気味の隊員だが、機内や車内ではすぐに睡眠をとることができるので
回復も早い 旅慣れてるのう〜・・・
カルガリーからワイオミングのジャクソンまではもし直行便があればおそらく1時間ちょっとの距離なのだが
無いので、デンバーまで倍の距離を飛んでまた戻るという事になってしまう。
もったいないけど仕方ないなあ・・
実は当初、カルガリーから車でそのまま南下してイエローストーンに入ろうと考えていたが、距離的には
十分可能なのだが、カナダで借りた車をアメリカで、それも相当南下して乗り捨てるということが出来ない
事が判明して挫折した。まーそりゃそうか。カナダ仕様の車をアメリカの砂漠の真ん中で乗り捨てられても
なあ。。。
午後3時近くにやっとジャクソンに到着した 山に囲まれたのどかな空港だった
ところが!
ここでまたしても荷物が一つどこかにいっちゃったのだ! がび〜ん・・・( ´Д`)
コネクションフライトだしやな予感したんだけどやっぱり・・
ヤレヤレと、まだバゲッジサービスにクレームする
と、今回はすぐに調べがついて次に到着する便に乗ってやってくるという
あーまだラッキーだったよ
荷物出口のポールポジションをおさえて、いまかいまかと待ち構える隊員AとB ^_^;
なんとか40分程度のロスで無くなった荷物をピックアップすることができた。
レンタカーはまたしてもシボレーインパラ
すっかり気に入ってきた とにかく騒音が少なく乗り心地が抜群で長距離クルージングが楽ちんだ
空港を一歩でるといきなり果てしない荒野が広がっていた アメリカやぁ〜
一路北上し、グランドティトン国立公園を通過して、イエローストーンに入る。
イエローストーン国立公園は、世界初の国立公園として誕生し、広大な土地に目玉の間欠泉のほか、森や
湖や山や渓谷、豪快な滝や2000キロ以上に及ぶトレイルロード、そして様々な野生動物の宝庫と
まさにすべての要素が凝縮された、キングオブ国立公園として今なお君臨している。
とにかく園内が広く、5つにエリアに別れ少なくとも3泊は必要とのことで、今回は隣のグランドティトンと
あわせて4泊の予定を組んだ。一泊ずつ違うビレッジを渡り歩きながら、園内を探検していく。
最初の宿泊は、園内で一番南側のビレッジであるグラントビレッジにあるロッジだ。
レイクカントリーという地区になる。
やっと到着〜! 結局一日がかりの移動となってしもうた。
部屋で一休みして、まずはたまってきた洗濯物を片付けることにした
ビレッジ内にある、でっかいコインランドリーにて洗濯
洗濯中の時間を利用して、ここから一番近いポイントの見所に行ってみることにした。
この地区は、琵琶湖の半分もあろうかという広大な、イエローストーンレイクのほとりに位置し、
湖畔に温泉が湧き出しているウエストサムというポイントが最初の探検地点だ。
湖のほとりに、無数の温泉穴が出来ておりボコボコと泡が吹き出したり煙が噴出している。
さながら地獄谷温泉といった様相だ
どこか違う星の地獄温泉!? なんとも異様な光景だった
タオルまで手にして、やる気まんまんの隊員B ^_^;
温泉といっても、高温すぎたり酸度が強すぎたりして、人間が入れるものではないらしい
ここの温泉はあくまでも観賞用
どこに高温の穴があいているかわからず、決められた道以外は決して足を踏み入れてはならない
うひゃああ〜!
なんとも美しく透き通ったブルーがとても印象的
しかし、どうしてこんな所にまるくて深いプールが自然にできるのだろう?
イエローストーンは世界の間欠泉の約2/3が集中するところだそうで、地下数キロにいまでも
活動的に横たわるマグマが様々な熱水現象を起こす。
なんちゅうか、やっぱりひとっ風呂あびたくなりますのう〜・・・
うーもったいない
それにしても鮮やかな色だ
高温なところは生物も生息できずそのままブルーになるそうだが、もう少し低温になるとバクテリア
などが繁殖して緑や黄色になる。オレンジや茶色は酸化鉄などの色だそうで、不思議な七色の
温泉が出現することになる。
不思議な色をかもし出す温泉
湖のほとりにでることも出来る。
湖の中に噴出している、珍しいフィッシングコーンと呼ばれる温泉
ここは、その昔釣り人が、釣った魚を針がささったままこの中に落としてみたら、良い具合に茹で上がり
そのまま食べたそうだ。
これをマネする釣り人が後続し、コーンを傷つけたり、火傷したりといった事故が続出し、その後釣った魚の
かまゆでは禁止されたそうな^_^;
ここにも湖内に湧き上がる温泉があった
さて、ぼちぼち旅館に帰ることにする。
1988年の大きな山火事の爪あとが園内各地に残っている。
大小あわせて50以上の火事が発生し鎮火までに半年以上かかったそうだ。
園内の1/3以上の土地が焼け野原になる大惨事だったそうだが、これも自然のサイクルという見地から
積極的な消火活動は行われず自然にまかせたとのことだ。
すでに火事から20年近くがたつが、ゆっくりと自然の力で園内は回復してきているという。
そんな荒涼とした枯れ木の中で野生動物発見!
ミュール鹿と呼ばれる、大型の鹿のようだ 数頭の群れで行動しているようだった
おおお!いたよ いましたよ
初日から遭遇してしまいましたよ!
明日からの展開に期待を持たせるまずまずの初日だった。
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結 論:温泉饅頭か温泉卵きぼんぬ^_^;
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