2007年07月08日

2007  カナディアンロッキー&アメリカ国立公園の旅 その5


■7月8日(日) 五日目 グレイシャー国立公園・ウォータートンレイクス(カナ ダ)

本日は、グレイシャー国立公園二日目と、再び国境を越え、カナダ側に隣接するウォータートンレイクス国立公園を
めぐり、カルガリーに戻って宿泊し、明日の早朝フライトに備えるという計画である。


さて、まずは朝起きて ホテル目の前の湖に出てみる



うおおおおおお! なんちゅうすがすがしい風景でしょうか!
心が洗われるようです。。。

この有難い景色を拝みながら湖岸で朝食なんぞをいただいた。
そして惜しみつつもホテルをチェックアウト 今日もグレイシャー国立公園内のいくつかのポイントを散策することにした。

まずは、メニーグレイシャーの一番奥まで車で行き、トレイルのコースを発見!せっかくなのでハイキングしてみた。



森の中の道を歩きながら自然を感じるのだ!


しかし、ほどなくして不気味な看板を発見


熊の縄張りに侵入中 何が起きても知らんぜよ! と脅す
しかし、この地域本当に熊の出没が多いらしい




人っ子ひとりいない静まり返った森を進むと、、、



をわっ!

何者かになぎ倒されたかのような木が目に飛び込んでくる


ぞっぞ〜・・・



あひ〜!

何者かの糞が道に横たわっていた




いる 確かに奴らはこの近くにいる!






こういう時に役立つのが、iPOD付携帯電話だ^_^;
ガンガンと音楽を鳴らしながら、進軍を続ける





うげ〜!


何者かの足跡がっ・・・

ま、これは熊じゃないな
ゴートか何かだろう


そうこうしているうちに、やっと開けた河辺に到着した

 


とりあえず、最近当家でブーム到来している、水上石投げ合戦に興じて、お茶を濁す^_^;


しかし、あたりに誰もいないのと、あまりに動物の痕跡が目立つので、ビビってこれ以上の進軍を中止し
来た道を引き返した。なかなかサスペンスなトレイルだった。
しかし、これは本日の事件の序章にすぎなかった事は、この時点で知る由もなかっ た。


車でメニーグレイシャーのメインロードを東へ進み、いくつかのポイントを見学する。






高原植物が咲き乱れるアルプスの高原のような風景発見



 

   

いや〜グレイシャー国立公園予想以上の良さです!

 








そして、本日のハイライト
絶景中の絶景を発見!







Lake Serburneを西方向に望む、道路沿いのポイントから物凄い眺めを見た





どひゃ〜ん!

これは すごい しばし茫然として言葉を失った
これは、本当にこの世の風景ですか?あの世って事は無いのでつか??^_^;


絵葉書の中に入ってしまったような、そんな気分だった


とりあえず湖岸におりて、水上石投げ合戦をやってしもうた^_^;
カナダ人やアメリカ人と思しき一行も興じていたが、さすが体格のせいか彼らの飛距離は凄かった^_^;


そんなこんなで、グレシャー国立公園を堪能し後にする。
そして、再び国境を越えてカナダ側に戻り、隣接するウォータートンレイクス国立公園に立ち寄ることにした。
ここは、国境を挟んでいるが、グレイシャー国立公園を一体化した運営となっているそうだ。
なので、アメリカ国立公園のパークパスが使えると思ったけどダメだった。。ケチっ

まずは最初のポイント プリンスオブウエールズホテル

英国調の内装や、もてなしが自慢だそうです。 


このホテルから見える、Middle Waterton Lake
ここも素晴らしい眺めだった


さて、この湖のほとりには、ウォータートンタウンサイトと呼ばれる小さな街があって結構にぎわっている。
まるで、軽井沢のような賑わいだった。
この街に立ち寄って事件は起きた


先ほど、ホテルから見えた湖のほとりに出てみた。


水辺でBBQをしたり、水遊びをする人たちがいるのどかな公園だった。





ふと気がつくと







をを! 鹿の親子じゃん

奈良の鹿公園みたいや〜



小鹿ちゃんもとってもキュートだった







鹿たちの撮影に夢中になっていると








隊員Aが湖を何気なく見えいて






ふと言った







「あ、熊ジャン」







あ〜熊ね








をい!






んなワケねーだろ





ここは、賑やかな人里よ

熊がいたら怖いっしょ










をわ 







なんでつか あの茶色い物体は


犬だよ犬 でっかい犬








。。。。。。。













( ̄0 ̄;)
























ぎゃおおおおうううううううう!

グリズリーベア でたあああああああ



ちゅうか、しゃれになって無いんでつけど。。。

ここからは、対岸なのですぐにはこないけど、熊がうろうろ歩いている付近には、熊に気づかずに結構人がいるのが
ハッキリと確認できる。

近くにいたオッサンも気がついて、すかさず携帯電話で通報した。
熊の位置や動きを克明にレポートしている。さすがや

ほどなくして、熊は湖付近から内陸のほうへ消えていった。
そのあたりは、ホテルやショップが立ち並ぶ付近だ。これは危険だ。

固唾を飲み込んで双眼鏡で動きを追う。

さきほどのオッサンの通報を受けてか、ライフル銃を持ったレンジャーと思しきオヤジが現場に到着する。
あたりが緊迫する。


しばらく、熊を探していたが見つからないようだ。


不安な時間がじりじりと過ぎ、そろそろこの場を離れるかぁと思ったその瞬間!


熊を発見した地点よりも、はるかにこちらに近い場所でいきなり、ロケット砲のようなものが発射される

ドドーン!

威嚇用の花火だろうか?
湖面の上をその弾道がハッキリ見えた。
恐ろしい

同時に、男たちの怒号が聞こえ、

続いて乾いた銃声が二発

パンパーン!


をいをいをいをい マジでつか? マジ??


間髪を入れず、飛び出してきた熊が視界に入る
かなり近い! 

をいをいをいをい

物凄い勢いで、熊がこちらに向かって走ってくるで はないか!?
一緒に先ほどの鹿も走っている


当家も含めて、近所にいた他の家族も一目散に車に駆け込む
プチパニック状態だった


まだ距離は200m以上あったが、熊が本気で走ると50キロ以上出ることも
あるらしい。。。ぞっぞ〜


しばらく、車の中でじっとしていたが
それ以上銃声も聞こえず、熊の痕跡も無かった


さすがに、銃で追い込まれて一目散に逃げる熊を目の当たりにして、ビビった。
これはホントに現実なのでせうか??

まあ、なんにせよ無事で良かった。

車で街中を流してみるが、熊の痕跡は無かった。
とりあえず、アイスクリーム屋に入ってアイスを食べることにした^_^;

店のにーちゃんに、先ほどの目撃談を話すと、ちょっと驚いたようだったが
この界隈で、熊の出現は珍しい事ではないらしい。
ブラックベアが多いそうだが、茶色いグリズリーも登場するとのこと。
背中に大きなマークがあるやつが最近でたとか言ってたがそれだったかもしれない。

過去に、人が襲われて怪我人が出たこともあるそうだ。
でっかいムースに出くわしたことがあるとも言ってた。

「このあたりじゃ良くあることさ」

達観している、というか 野生動物の縄張りに人間が住まわしてもらっているという
感覚なのかもしれない。
多少の危険があれど、この地に住みまた訪れる人は後を絶たない

「もっと熊が見たかったら、キャメロンレイクに行ってごらんよ、運が良ければ
いい写真が撮れるぜ、グッドラック」


さて、熊との遭遇という貴重な経験の興奮さめやらぬ今、アイス屋のにーちゃんご推奨の
キャメロンレイクにさっそく行ってみることにした^_^;
全然懲りてねーし・・・


キャメロンレイクは、この町からさらに奥に20分ほど入ったところにある、秘境っぽい池だ。
これまた雰囲気のある場所である。


とりあえず、この池で、カヌーに乗ることにした


今回は、隊員B含めて全員がパドルを持って真剣にこぐ!



時々、左右で息が合わなかったり、水をひっかけたり珍カヌー道場みたいになっていたが
なんとか操り湖上をすべるように進む


ひんやりとした空気と、絶壁にかこまれた景色と、一面の湖に囲まれ、なんとも気分が良かった。


キャメロンレイクでは、熊を目撃できなかったが、来た道を戻る途中で、レンジャーとパトカーが
何かを追っている姿を発見

野次馬に聞いてみると、やはり熊が出たとのこと

本当に頻繁に出るんですなあ〜



本日、アメリカとカナダにまたがる二つの公園を堪能し、一路カルガリーへと戻る





今回のレンタカーは結構いい装備で、iPod等を直接接続できる端子もあった。

iPod直結!

また、衛星ラジオも入っていて初体験したが、なかなか良かった。
 ・コマーシャルが無い
 ・電波が結構安定している カバレッジがラジオに比べて格段に広い
 ・電波が途切れてもザ〜という雑音にならず無音になる
 ・音が良い ダイナミックレンジの広いデジタルサウンド

という事で、かなりイけてる事がわかった。

この他にも、万が一の事故の場合などボタン一つで救援が呼べる装備などもあった。


7時くらいにカルガリーに到着。
本日も結局500キロ以上走った。
前半のカナダセクションでの総走行距離は1760キロだった。

空港に隣接したデルタホテルにチェックイン

明日は8時のフライトなので、今日は晩飯食ってバタンキュ〜(死語)だ。

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結 論:熊との壮絶な遭遇 


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