2007年05月28日

アケーディア国立公園

アメリカ東海岸で数少ない国立公園の一つ、メイン州にあるアケーディア国立公園(Acadia National Park)
一度は行ってみようと思っていたので、連休を利用して突撃してみた。

NYからは北東方向に800キロ以上行った海岸線にある。
ニューイングランド地方唯一の国立公園であり、マウントデザート島とその周囲4マンエーカーに広がる
公園は、氷河の侵食によってできた奇岩やリヤス式海岸のようなごつごつした海岸線、松島のような
大小さまざまな島、といった風光明媚な景色が有名。海だけでなく、山や湖も豊富で野生動物の保護区
にもなっており、コンパクトな地域の中に大自然の様々な要素が凝縮されているそうだ。

とにかく距離が結構あるので刻み水戸納豆走法でホフク前進していく(^ ^;
まずは、ポートジェファーソンからフェリーで対岸のコネチカットに渡る
 


コネチカットに上陸したら、95から91号、そして84、90号と乗り継いでボストン近辺まで前進
ボストンの郊外の環状道路95号沿いで、まずは一泊
この日は約200マイル走行した


サービスエリアのフリーペーパーにのってた、ホリデーインセレクト
割と立派だった。一泊約80ドル也
晩飯のイタリアンレストランもなかなかグ~でした


翌朝、アケーディアに向け出発
95号をひたすら北上 途中海岸線ルートを走る1号を選択
この道は景色は結構いいが、遠回りな上に街中を通過していくので、スピードが上がらなかった
急ぐなら95号を使うのが吉だ

さて、Ellsworthという町から3号線に入り、いよいよマウントデザート島へ入る


やっと到着だ~ 
この日は6時間約280マイル走行した。

この週末からシーズンインとあって、活気が出始めていた。
島の中心地である、バーハーバーという街に、宿泊施設が集中しており、ここで本日の投宿地を決める。
テキトーに走って、街道沿いのHighBlook Motelという宿にニューコール 一泊約80ドル也
 

まあ、必要な設備は整っており清潔でちゃんとした宿だった OKでしょう
フラっと来ても泊まる所に困らないからアメリカのドライブ旅行は便利で手軽だ。

さて、さっそくBarharborの街に繰り出してみる。
19世紀中ごろには、大富豪の別荘が立ち並ぶところだったそうだが、現在では小洒落たショップが立ち並ぶ
公園内の中心地としてにぎわっている。



小さな鯨博物館があったので立ち寄ってみた


 




鯨の種類や、骨の剥製、捕鯨の歴史などの展示物があった


バーハーバーの港にて


 


お、豪華客船なんかも来てるのね



メイン州名物の新鮮なシーフードにも挑戦だ
本格的なレストランもいいが、街のあちこちにある、簡易スタンドや簡易食堂も、手ごろな値段で新鮮な魚介類
を楽しめてよい。
そんな一つに入ってみた


おーでっかいロブスター生きてまんな!



とりあえず、持たせてもらって記念撮影っと
 


いんや~本当に旨かったっす 大満足!!




さて翌日、朝から公園内の目玉である、ループと呼ばれる周遊道路をドライブする。

このループ沿いに、見所が沢山あって景観などを楽しんだり、散策やトレッキングをするのがメインだ。


おお!こりゃ松島だよ



何か人が沢山集まっている、休憩所発見


なにかと思えば、公園のレンジャーの人が野鳥の説明をしているところだった

 

望遠鏡を覗くと、ワシが岩陰におった。


こちらはサンドビーチと呼ばれる海岸


結構ダイナミックな感じだ
 

磯には、小魚などが沢山いた
水はとても冷たかった


そして、サンドホールと呼ばれるポイントに移動

をを!こりゃダイナミックや




西伊豆の松崎あたりみたいだよ(^_^;

花崗岩でできた自然のトンネルに波が押し寄せると、ドカーンと雷のような音が鳴って、シブキが上がるらしい。
 
ただし、満潮の前にいかないとその現象は見れないそうだ。行った時は単なる穴だった(^ ^;


 


このほかにも、海洋生物が集まるポイントや、日の出が美しいキャデラックマウンテン山頂など見所が沢山ある。


さて、午後からは、船に乗ってホエールウォッチングに出かけることにした。

Bar Harbor Whale Watch Coと いう業者だ Bar Harborの中心地から出航する

鯨遭遇率95%!のキャッチコピーにつられて申し込んでみた(^ ^;
12時出航で4-5時間のツアーになる。
結構長時間だな。 酔いとめの薬は必須だ。また、海上は相当寒いので夏でも十分な防寒着が
必要だそうだ。確かに寒かった。。。


さて出航して30分ほどで、最初のポイントに到着


灯台がたつ、小さな島だ


ここに、名物のPuffinという海鳥がいるらしい


いた!双眼鏡でやっと確認できる程度だった(^ ^;
ウミスズメ科ツノメドリが日本名だそうだが、頭とくちばしが黒い珍しい水鳥だそうです。

さて、船は沖にむけてまたまたズンズン進み、次のポイントへ



をを! 小島の岩の上に、ごろごろとした物体が・・・



ひなたぼっこするアザラシの集団だった(^ ^;


ん~なんとも言えないたたずまいです(^_^;


さ、パフィンやアザラシを堪能した後は、いよいよ真打の鯨との遭遇だ
期待に胸が膨らむ・・・



ところが、3時間以上たっても、鯨は現れない
いくつかポイントを変えて探すが、、、だんだん乗客の間に失望の念が広がっていく・・・



ん~ 鯨ちゃんはどこ?

95%の確率で見えるっていっとったやん・・・





あきらめかけたその矢先







船首の11時の方向に、鯨発見!のアナウンスが!



一斉に、船の前方向けて走りよる乗客たち
あぶないちゅうの(^ ^;






をを!


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

う、、うれしいでつ

Finback Whaleと呼ばれる、細長いタイプの鯨の群れをとうとう見つけたようだ

広い大海原に突如、ブハ~っと噴射が上がりそして、ゆっくりと背中を見せてはまたもぐっていく

その優雅な巨体の動きに、感動し自然の驚異に感嘆する


しかし、一瞬の出来事でなかなかいい写真がとれへんのう~
 



何度か、鯨の出現を見て感動していたが

やっと快心のショットを撮ることに成功!




キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

いやーええもの見せてもらいました


満足でした


鯨のひげの解説なんかがあった
   

細かいヒゲがフィルターの役割をして、口の中に入ったプランクトンをとどめ、水だけを排出する仕組みだとか

5時間の航海を終え、風光明媚な海岸線の風景を堪能しつつ港に戻る

 




船を降りて、腹が減ったので、またまたシーフード突撃
 

でっかいロブスターをたいらげたみた
美味でした

この日、帰還に向け少々前進することにした。
Bar Harborから2時間程度走ったAugustaという街の郊外にある、American Best Innなるモーテルに停泊

 

ここもフリーペーパーの広告のクーポンが使えて一泊$60 
クオリティインに改装中だった この日約160マイル走行

そして翌日はひたすら帰還
朝9時に出発し、95号を南下、ボストン郊外を迂回して来た道を戻り、フェリーは使わずに高速道路で帰還
渋滞にもつかまらず3時半には家に到着した
この日の走行距離約400マイル

合計で1050マイルと、なかなかビッグドライブだった


結 論:やっぱ国立公園はええのう~! 


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