2007年03月31日
洞窟探検 in Virginia&ワシントンDC桜見学
当家は洞窟マニアである。
今までも
NYアップステートにあるHOWE洞窟
ペンシルバニアのIndian
Echo洞窟
同じくペンシルバニアのPENN洞窟
などを探検してきているが、アメリカ東部最大規模にしてマニアの間でも最も人気が高い
聖地とも言うべき洞窟がバージニア州にあ
る、LURAY CAVERNSだ。
ついに、その聖地を攻め落とす時が来たのだ!(^ ^;
土曜の朝9時半に出発、ひたすら95号線を南下していく。
NYから抜ける時と、ワシントンDCを抜けてからちょっと渋滞してしまいタイムロスした。
7時間かけて、370マイル(約600キロ)走ってついに洞窟の聖地があり、バージニア州のLuray
という小さな町にやってきた。渋滞がなければ6時間ほどかな
のどかな田舎道をひた走る
4時半に洞窟ビジターセンターに到着。
最終のツアーが5時だと聞いていたので、ギリギリセーフだった。
入場料を払い、約20分おきに出発するガイドツアー(客は30人くらいいた)で、1時間の洞窟探検に出かける。
なぜか、客のほとんどはインド人だった(^ ^;
どういうこっちゃ? インド人の間で、人気沸騰な観光地なん?? ん〜謎
そんなインド人ご一行様と一緒に、地中深くへともぐっていく
洞窟内は思いのほか広く、道も整備されていて、ベビーカーを持って歩く猛者もいた。
アメリカ東部最大にして、最も人気の高い洞窟!の名に恥じぬ立派な洞窟で、のっけから圧倒される
その規模と、見事な鍾乳石の数々に息を呑む
寺院の遺跡か?はたまた火星の地表か? 嗚呼奇妙なり自然の造形・・・
いやーすごい すごいぜ!
バージニアまでやってきたかいがあったってもんだ。
鍾乳石の美しさと量で、群を抜いている。すげーよ聖地万歳(^ ^;
しかし、どうしてこんなカタチが自然にできちゃうんだろうね??
この鍾乳洞は1878年発見以来、多くの観光客が訪れてきたそうで、長さは全長1マイル
鍾乳石が1インチ伸びるのに、平均で120年かかるという。
気が遠くなるような年月が、この自然の奇跡を作り出しているのだ。
鍾乳石は、やわらかい石灰岩が地下水などに溶かされ成長していくものだが、水の量や含まれる
成分(鉄分など)及び、酸化作用やコケなどにより、様々な色や形状に形作られる。
うおー! 幾千ものナイフが連なったような鍾乳石 ありえねー
次から次から見所が満載って感じ びっくりしっ放し・・・
古
代遺跡ですか?
そして、大広間に出た。
ここが、目玉の一つである、洞窟パイプオルガンの間だ!
洞窟に鎮座するオルガン
ぬわんと、パイプの形状をした、鍾乳石を、鍵盤に連動したソレノイドで、打撃して音をだし
洞窟内の広間全体が楽器と化した「世界最大の楽器」なのだという
ソレノイドが見えますか?
この広間にある3000本以上の鍾乳石を叩いて入念に調べた結果、音階として使える37音が
現在オルガンに接続され、音色を奏でているという。これまた気が遠くなるような作業でしょうな。
この時は、自動演奏で、一曲披露されましたが、打撃音なのでオルガンというより、まったりとした
オルゴールという感じでした。洞窟内にやわらかく響き渡る音色がなんとも神秘的だった。
なお、TVショーや、結婚式などの時には、演奏者が登場して手弾きで演奏を披露してくれるそうな。。
緑色の地下水は、寄付金のお賽銭で一杯・・・
というわけで、圧倒されっぱなしの1時間
誠に満足な、聖地巡礼だった。これは凄い洞窟や!
続いて、併設の馬車とクルマの博物館へ
ここは、洞窟の入場券でそのまま入場できる。
洞窟に来たのに、なんでクルマの博物館や〜!と馬鹿にすることなかれ
これまた必見の場なのである!
最初は幌馬車時代の展示物が並び
そして、自動車産業黎明期の貴重な遺物とも言うべき、クラシックカーが多数鎮座していた。
これは、1892年のベンツ
アメリカで展示してあるものの中で最も古いものだそうで、「生産」されたベンツとしては
最古の部類のものらしい。すげー貴重品やないの! なぜこれが洞窟の横に!?(^ ^;
1906キャデラックと 1910フォード
1932ロールスロイスと1931モーガン
これは、DODGEのご先祖様だ!
思わずうれしくなって一緒に記念撮影
1915年のダッジロードスターで、初めてのオールスチール製ボディ
水冷4気筒エンジンで35馬力を発する。
こちらは、1927年メルセデスベンツ
1927ブガッティと 1941リンカーン
高級車の貫禄ありあり
と、洞窟ついでに ええもの見せてもらいましたわ・・・
洞窟とクルマ好きにはたまらない場所でんな(ちゅーか誰よそれって感じ(^ ^; )
さて、本日の投宿地へと向かう
前日に副隊長がおさえといてくれた、洞窟から2マイルの場所にあるCardinal Innなるモーテルだ
到着! 一泊60ドル也 やすっ
夕食は、宿で紹介してもらった、アメリカ田舎料理レストランに行った
アメリカンなものをもりもり食べた(^ ^;
そして翌日! この洞窟の近所にある
Shenandoahという国立公園
に立ち寄ることにした。
東海岸界隈の数少ない国立公園の一つだ。
山間部を走る、スカイライン道路からの眺めが売り物らしい。さっそく突撃
このあたりでは珍しい山間道路 秋口とかきっと、紅葉がきれいだろう
スカイライン道路には、随所に展望スポットがある。
ちょっと曇ってて残念だったが、普段NY界隈では見ることのできない眺望を楽しむ事ができた
ふと、怪しげな物体を発見! by 隊員A
をを! 野生の鹿せんべいや! いや 鹿ちゃんや(^ ^;
おーこりゃ縁起いいな(^ ^;
と、眺望と鹿ちゃんと、ワインディングロードを堪能し、国立公園を後にする。
次なる目的地は、ワシントンDCだ! 洞窟からは約160マイル(250キロ)の距離だった。
ぼちぼち、桜でもさいてるかなと、ポトマック川のほとりに行ってみると・・・
おお!バッチリ満開や!
やったー うれすぃ〜 桜満開だす
これはこれは見事な桜並木だこと・・・
ちょっと早いかな?と思ったけど、タイミングバッチリな満開状態でした
DCの桜祭りはこれかららしいけど、もうピーク過ぎちゃうんとちゃうかな??
春の到来も堪能!
桜並木近くの公園で、珍妙なオブジェを発見!
なんか、巨人が、地面に埋まってうめき声をあげているやうな・・・(^ ^;
とりあえず、巨人の口の中に埋まってみる隊員B(^ ^;
足の上にも乗ってみる
随所で記念撮影(^ ^;
ポトマック公園のメイン会場はすごい人出だった
遠くに、モニュメント塔を望む
本日の投宿地 ウインダムホテル
これまた出発前日に副隊長がおさえておいてくれた 一泊約120ドル也
せっかくなので散歩してみる
ワシントンDCは、
4
年前に一度来ているので、今回はあまりあくせく観光しないことにした。
それにしても、隊員A/Bの巨大化ぶりは、年月の早さを感じさせるのう〜・・・
さて、柵のまわりに人垣ができているが。。。
じゃ〜ん ホワイトハウスでした〜!
この日は、これくらいにして、途中ぶらっと入ったレストランで夕食をとり、早々に宿に引き上げた。
思いのほか旨かったCrowne Plaza Hotelに入っているHamiltonというレストラン
翌日、9時半に宿を出発し、途中またまた渋滞につかまりながら約6時間かけて帰還した。
見慣れたNYの景色へ
総走行距離は約770マイル(1200キロ)だった。
洞窟の聖地を攻め落とすという、当初の目的が達成されたばかりか、思いもかけずクラシックカー博物館や
国立公園、そしてワシントンDCの桜も堪能できて、なかなか良い小旅行でした。
おしまい