2007年01月13日
二度の手術
今回はちょっとショッキングな画像があります。ご注意ください
日本にいた頃は大病も手術もしたこと無かったのだが、こちらに来て二度目の手術をするハメになった。
一度目は来てすぐの盲
腸だったが、今回は頭部の腫瘍摘出だ。
7年くらい前に後頭部にたんこぶみたいなのがあるのを発見し、気味が悪いので精密検査した。
結果、皮下にできる粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれる一種のおできで、皮膚の下に袋状の構造物ができ、
本来皮膚から剥げ落ちる垢(角質)と皮膚の脂が、剥げ落ちず袋の中にたまってしまったものだそうな。
これ自体は問題ないので、ほおっておいても良いと当時診断されたが、あまり大きくなると物理的に邪魔
になるのと、細菌などによって感染して化膿するとやっかいなので切除する、とのことで経過観察となった。
ところが、アメリカに来て、このフンリュウ君が順調に育ってしまい、気がつくと直径4cmくらい厚みも1cm
くらいと巨大化し、さわるとびっくりするほどでかい!こりゃいくらなんでも邪魔だ
それで、かかりつけの医者に近所の外科を紹介してもらい診察してもらった。
開口一番
「あ〜だめだめ アンタこんなにでかくなったら、感染してエラい事にな
るよ。手術してとらないとダ〜メダメ」
・・・・・・・
そこまで言われちゃ仕方ない、、、手術は準備なしで一日でサクっと終わるっていうし、やったるかー
と思ったが、出張や旅行が続きなかなかタイミングが計れずにいた。
そして、やっと新年早々思い切って切除!と決心した次第である。
近所の「田中外科」こと、ドクターマンズーリオフィス
予約日時に会場へと駒を進める
しかし、なんの準備も説明も無かったけど大丈夫なん?
念のため、術後へべれけになって帰れなくなったら困るので副隊長に随行をお願いした。
到着すると、受付にて同意書にサインさせられ、速攻で手術室へ
執刀するは、インドのブラックジャックこと、マンズーリ先生だ。
処置台に寝かされ、なにかどんどん準備が進んでいく
え、あのう。。。。説明は? 心の準備が(^ ^;
「どうやって取り出すん? 麻酔は? 時間は?」
「心配すんな。簡単だから。 サクっと切り取るだけよ。麻酔は局部。
20分くらいで終わるよ。
何やってるかその都度全部教えてやるから大丈夫」
・・・・・・
あのう。。教えてくれなくてもいいんでつけど(^ ^; そんなキモい事しなくてもいいから
寝てるうちに、ひと思いにやっといてくれよう。。。。
と、言う間もなく患部に何かドロっとしたものを塗られる。
「あーちょっと髪の毛の邪魔なところ切るよ、ジョキジョキ」
「ハイ、麻酔うつよ。ブス ブスッ ブスッ 」
イテ〜!!! うぎゃおう ( ̄▽ ̄;)
思わず暴れたくなる痛さや 荒っぽいのう〜
しかし、すぐに麻酔が効いて患部の感覚が無くなる
凄い力で患部をひっぱられる
グキグキっと鈍い音
「あ
〜 ゆ〜 おーけー?」
いや、、、あの あんまり おーけーでもないんでつけど(^ ^;
そのうち、ジョキジョキっと腫瘍を切り取っているであろう音と感覚がはっきり伝わってくる
キモいよ(-_-;)
たいした時間では無かったと思うのですが、そのときは異様に長く感じる
はよおわって〜な・・・・
「おっしゃー とれたー ホレ」
ホレってアンタ、そんなもの見せんでもええわ(^ ^;
メガネを外していたので良く見えなかったがかなり巨大な物体だった。
この後、簡単な後処置をして頭と首をふいておしまい。
確かにサクっと終わった。
受付で、摘出した物体を見せてもらう
(画像注意)
をわ!! キモ・・・ ちゅうかデカい こんなのが入ってたのけ? うへ〜
ちょっと衝撃的
一生懸命写真を撮っていると、看護婦のオバちゃんが
「あら、アンタなんでそんなもの写真に撮るのよ。まさかスクリーンセイバー
にするんじゃあるまいね??」
と、一人で言って一人でウケていた(^ ^; すげー どひゃどひゃ(^ ^;
交通事故にあった人みたいだよ
良くみると、患部周辺から、血がどば〜っと出ており、洋服にもべったりついてもうた(-_-;)
マンズーリ先生よう。。。。
30分くらいすると、麻酔が切れてきて患部に激痛が走る
あわててバファリンを飲む
先生の指定は、アメリカ産の鎮痛剤だったが、まーなんでもいいでしょ。
尚、翌日から頭洗ってOK 3日間は洗髪後患部にジェル状の抗生物質を塗ること
1週間後に再度診察に来ること だそうな。
思い切って切除してちょっとすっきりした。
しかし、場所が場所だけに、寝る時などにどうしても気遣ってしまい落ち着かなかった
当分寝不足になりそーです