2006年06月24日 −7月3日

西部の国立公園ビッグドライブ


■7日目 6月30日 (金) モニュメントバレー

本日は、グランドキャニオンを後にして、モニュメントバレーを目指す。
西部劇でおなじみなあの風景がどうしても見たい!そしてモニュメントバレーで一泊

08時30分 ヤバパイロッジ出発 
09時50分 グランドキャニオン最後のビューポイント、デザートビュー出発 
(64S >89N >160N >163N)
12時50分 モニュメントバレービジターセンター到着(デザートビューからの区間距離  150マイル)
16時00分 モニュメントバレー グルーディングロッジ着

本日の総走行マイル 200マイル(約320キロ)


まず、出発する前にグランドキャニオンの見納めだ。

隊長のみ、なぜか朝6時にくわっと目が覚めたので^_^; 朝日に照らされた渓谷を観察に行った。



おお!朝焼けに照らされ陰影がついた渓谷が、朝もやとともに、ぼ〜っと浮かび上がり誠にきれいだな!




その後、8時半に宿を出発
いくつかの、グランドキャニオン展望ポイントに寄り道しながら進軍




   






そして、イーストリム最後のビューポイント、デザートビューに到着した

先住民の遺跡を模した展望タワーの中より、パノラマ風景が観察できる
また、ギフトショップなどもあり、ネイティブアメリカン風のおばあさんが、織物をしていた





このポイントからの名物の眺めは、コロラド川のうねりがばっちり見えることである




おお!こりゃ見事じゃ あっぱれ



最後に全員で記念撮影して、グランドキャニオンともお別れだ

一路、モニュメントバレーを目指す

道は、だんだんと西部の荒野といった風に変わり、どこまでも広がる痩せた大地をひたすら突き進む
赤茶けた土が続くこの地は、全米最大の先住民居留区 ナバホネイションである。

ネイションの名の通り、合衆国公認のれっきとした「国」であり、独自の法治国家の形態をとっているという。
さびしい土地に、ぽつぽつと集落があり、土産物屋などがならぶ。

モニュメントバレーも、このナバホネイションの中にあり、ここはアメリカ国立公園ではなく、ナバホの人の
管理下にある公園である。

いよいよ、モニュメントバレーが近づき、おなじみの風景が目に飛び込んでくる。


1時前に、公園のビジターセンターに到着

お!インディアンと思しき方々がなにやら儀式のようなものをやって踊っていた

 








そして、ついに



その風景と



対面する時が来た











キ タ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!



おお!これや!これこそ西部劇でおなじみのあの風景
アメリカンの原風景とも言える、荒野の象徴的なシーンである。しばし感動!



この足でこの地を踏む日が来ようとは・・・嗚呼


モニュメントバレーと言えば、西部劇、西部劇と言えば、ジョンウエインだ。
ギフトショップにも、ジョンウエインが並ぶ並ぶ



それにしても、なんと雄大で感動的な風景だろうか



この象徴的な、3つのビュート(残丘)だけでなく、実際には360度広大な土地に、ビュートが点在し、ここでしか拝めない
誠に印象的な風景をかもし出している。



しかし、なんでこんな形になっちゃうんだろうね 自然の驚異としかいいようがないな




さて、バレー内には、全長17マイルに及ぶ、バレードライブと呼ばれる未舗装周回路がある。
ビュートの間をぬって一回りすると迫力満点だし、場所や角度によって、様々な表情を楽しむ事ができるので絶対に行きたい。

マイカーでも入れるが、結構ハードなダート路なので、スタックやパンクなどのリスクがある。
一方、ツアーに入る手もある。こちらは、ガイドもつくし、ツアーによってはマイカーで入れない所にも行ってくれるらしい。
ただし、ツアーの車はオープン車体で、熱気と砂ほこりと格闘することになる。

迷った結果、エアコン、音楽、冷たい飲み物付のマイカーで進軍することにした^_^; なんちゃって探検家ですがなにか^_^;

いよいよバレー内のダートに突撃だ





時々シャレにならんほどの穴ぼこやでこぼこ、坂道があり、スタックしてもおかしくない
これは、十分考えて慎重に突撃されたし



苦労したかいあって、感動的な風景の連続だった




 






Three Sistersと呼ばれるビュート



自然が造る芸術だ そこに存在するだけで威厳がある そんな感じ



これぞ西部の荒野 ビッグドライブである!




西部劇映画の巨匠、ジョンフォード監督がこよなく愛したと言われる、撮影ポイントに到着





うお〜! これはどこかで見たことあるよ すげー

ああ、うれすぃな!




探検隊はずんずん進む



キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


なんとちっぽけな人間の存在!
いや〜 しかし来て本当に良かったなー



思わずジャ〜ンプ!


この後も奇岩を観察しながら、ずんずんとダート路を進んでいく


 





 


あるときは、エジプトの彫刻のような、そしてある時は、ギリシャ神殿のような造詣はまさに自然に奇跡だ




でっ かいどおおおおおお









なんか、車の宣伝ポスターみたいだな^_^;






なんか、どういう角度で撮っても絵になるので、じゃんじゃん撮ってもうた^_^;








今日も、一生忘れられない風景と出会った・・・



たっぷりと、モニュメントバレーを楽しんだあと、宿に向かう

公園から一番近くの、グルーディングスロッジだ。
ここは、もともと、モニュメントバレーに魅せられたグルーディング夫妻が営んでいた宿で、大恐慌の影響でこの地にも
経済的に深刻な状況になったおり、夫妻のアイデアで、この地をハリウッドの撮影に売り込み、見事成功。
その後、ジョンフォード監督の西部劇映画を皮切りに数々の映画の撮影場所となったといういわれがある。


宿にむかう途中、馬の親子がのんびり道を横断していった・・・のどかや

ビュートのふもとに建つロッジ


チェックインしてみると、なぜかロッジではなく、コテージのほうだった。

丘の上の一軒屋だった
 

3ベッドルームの立派な家で、超ラッキ〜!

居間の窓からは、モニュメントバレーがばっちり眺められた

モニュメントバレーに住んでるような気分になったよ


夕方、一休みしてから、宿に併設されている博物館に行ってみた。
映画撮影の写真や記念品などが多数展示されていた。



お、こんな日本語のポスターまで!

1939年の駅馬車を皮切りに、荒野の決闘、アパッチ砦、捜索者、2001年宇宙の旅、フォレストガンプなどなど
ここで撮影された映画は40本以上!

これも忘れちゃいけない バックトゥーザフューチャーIII だ

  確かにこんなシーンあったね





外に展示されていた馬車と共に・・・
 


 



宿のレストランで、ナバホ料理を食べてみた

ナバホブレッドと呼ばれる、厚いパンや、タコス、シチューなど
どれも素朴な味わいで旨かったよ


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結論: 感激しました


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