2006年06月24日 −7月3日

西部の国立公園ビッグドライブ


■5日目 6月28日(水) デスバレー ラスベガス

本日は、Portervilleを出発し、デスバレー国立公園を横断してラスベガスまで走る。
死の砂漠を越え700キロ以上走行する、旅程の前半で最も過酷なセクションである。

朝6時30分出発 (190W > 99S > Bakersfield >178E > 14N > 178E)
10時35分 デスバレー手前の最後の街TRONA着(ここまでの区間マイル 190マイル)
12時00分 デスバレー国立公園ゲートへ(区間マイル 60マイル)
14時30分 デスバレー出口 (190E > 160E)
17時50分 ラスベガス到着 
本日の総走行マイル 450マイル(約720キロ)


今日は、恐怖の砂漠越えな上に走行距離もハンパじゃないので、気合を入れて朝6時半出発
万が一に備えて、水と非常食料を大量に買い込み、燃料もこまめに満タンにしながら進軍する。
当初、宿から真東に抜ける道を地図で発見して、これで行こうと思ったのだが、宿のフロントのにーちゃんに
聞いたところ、ロクな道じゃなくてスピードも上がらないので、迂回してでも途中までハイウエイで行くべきだ
との意見。これに素直に従う。
Bakersfield経由で、178号からデスバレーを目指す。

巨石がごろごろした異様な風景の中 驀進する


イザベラ湖 妙にでっかかった


イザベラ湖の向かいのスタンドで給油する ついでに飲み物も補給



出発から4時間かかってやっと、デスバレー手前の最後の街 Tronaに到着
ゴーストタウン一歩手前のかなりさびれた街だった


スタンドもさびれまくっていたが、とりあえず燃料補給


そして、190号線に合流し、ついに死の渓谷 デスバレーに突入していく





うおおおお なんか、西部の荒野って感じになってきたよ




かなり標高が上がったところから一気に谷に下っていく




突如、眼下に視界が開け、信じられないほど広い谷間の空間がそこにたたぞんでいた

その、あまりの現実離れした光景にしばし呆然・・・

とりあえず記念撮影




ドカーンと続く一本道 これぞアメリカ!



すでに圧倒されっぱなし すげーよ すげー!


人を寄せ付けぬ過酷な大地 それがデスバレー


こんな所で遭難しちまったら、もうどうしおうもないぜよ

西半球で最も低い土地であり(標高マイナスの最低地点もある)、また最も暑い場所でもある。

ちなみに、車に装着されていた温度計を見てみると・・・


ひゃ、ひゃくじゅうど。。。( ̄0 ̄;)


摂氏にすると43度だ。  真夏には50度を超すこともあるという。
ハンパじゃねえっす

外に10分くらい出ていると、うだるような暑さが全身に絡み付いてくる。
風がふけば、体温よりも高い熱風が肺に吸い込まれ気絶しそうになる。

過酷だ

水を絶対に手放さない事 車から遠くに離れない事
など、最低限のことをきっちり守らないと生命の危険すら感じる

生半可で行ったらあかんぜよデスバレー

そこは地獄に最も近い場所



ちょっと油断すると、砂漠が出現



こんな所で遭難したくね〜!



  

あのですね。。。君たち ちゃんと事態を把握しとるのけ? 砂場ちゃい まんがな ^_^;

デスバレーなめたらあかんぜよ・・・・




し〜んと 静まり返った砂の中 トカゲがすばやく巣穴にもぐる姿を見た






マジでヤベーよ デスバレー・・・
こんな所でエンコしたくね〜




これは、Arrowweedという砂漠特有の植物だそうだ

なんとも異様な姿をさらしている



人間を拒絶する谷に吸い込まれる一本道


自然の前に、人間の存在などちっぽけで無力なことを思い知らされる




次に、バッドウォーターと呼ばれる、塩の湖へ進軍する


どひゃーん ( ̄0 ̄;)

なんか、涼しげな雪みたいに見えるけど、これ全部塩なんだな
しかも、めちゃくちゃ暑い 


とりあえず記念撮影や



ここどこよ?火星?






ホントに塩か?
 

とりあえず、ナメてみた

バリバリ塩でした。しょっぺええええええ


あまりの暑さと、想像を超えた光景で、頭がくらくらしてくる・・・・



ま、とりあえず記念撮影っと




ふと見ると、隊員Bの顔が まっかっか やべー!

そそくさと退却する


今日も、何か物凄い体験をしている・・・・・



さて、生命の危険を感じてきたので、あと一箇所だけ見ることにする。
ザブリスキーポイントと呼ばれる、展望台で、光の角度によっては、黄金の山ひだがおがめる場所だそうだ。




これまた、なんともいえない異様な光景だね
1000万年前に湖底に沈殿した地層が隆起してできたものらしい。





地球 じゃねーよここ
絶対違うよ



・・・・・・・




ヤバいくらいの暑さだったが、ここを通って本当に良かったと思った。
日常ではありえない貴重な体験 そして見たこともない光景
自然の驚異と威厳を思い知ったのだった


デスバレーを後にし、一路本日の投宿地 ラスベガスへ向かう

ネバダ州に入った瞬間、けばけばしいカジノの看板が踊っており、コンビニストアの片隅に置かれた
スロットマシーンをけだるそうに、屠る若造あり・・・嗚呼



そして、ついに本丸ラスベガスに到着
砂漠にできた人工都市 これでもかっ!電飾とつくりものの世界だ
本日の走行距離720キロ 砂漠越えもあり 疲れました・・・

  



家族連れに人気のある、サーカスサーカスというホテルを予約していた

 
 
元気よのう〜・・・ さっきまで砂漠でへべれけになっとったとは思えん^_^;



とりあえず、ホテルのバフェで夕食 


このホテル、その名の通りサーカスやってる
しかも無料で、30分置きに5分程度のミニサーカスを延々と朝から晩までやっているのだ

 
とりあえず見物しとけ

なんか、上海雑技団みたいなのやってた。
それなりに凄かったがすぐ終わっちゃった^_^;


このほかにも巨大ゲーセンや、屋内遊園地もあり、子連れに大人気である。
 
    
疲れを知らない隊員A/B 


ラスベガスのぎらぎらした夜は更けていった・・・




昼と夜のあまりのギャップにとまどいつつ、疲労の中眠りにつくのであった


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結論: デスバレーそれは地獄の一丁目


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