2002年12月29日

引越しセール
 
NYに来て当初、生活物資の調達で誰しもが東奔西走することになるのだが、
店で買う以外に、個人から中古品を譲ってもらう手もある。

特に、引越しセールが狙い目だ。
帰国する人、他の地域に行く人などが、ムービングセールを良く行っているらしい。
インターネットの掲示板などでも、その手の個人広告を良くみかけるが
その他として、日本の食材店などの掲示板に告知が貼ってあることもある。

たまたま行った、食材店で本日開催中の告知を見つけたのでさっそく問い合わせてみた。
残り少ないが、まだやっているとのことなので、道順を聞いて行って見ることにした。

高速道路を3つ乗り継いで東南方面に走ること約40分
引越しでゴミが沢山でているお宅を発見した。


日本人のKさん宅で、このたびUS内の引越しで、いろいろ物を処分しているとのことだった。
大変親切な方で、いろいろ見せていただいた上に、結局無料でいただいてしまった。
誠にありがとうございましたm(__)m

巨大雪かきグッズ

ウラに車輪がついており、ドライブウエイ(私道の車道)の雪かきもラ〜クラク!

布団一式

一時的な使用や、お客様用などに・・・・

このほか小物や本などをいただきました。
まだまだタンスとかもあったけど、持って帰れそうにないので丁重に辞退させていただきました。


家に戻ってしばらくすると、
来客があり、

隣のオーストラリア人のおじいさんが、ぬわんと!プレゼントを持ってやってきてくれた

歓迎するよ!のカードと、素敵なフォトフレーム


嗚呼!うれすぃよ! (ToT)


ビバ! 人情NY!


閑話休題
家から歩いてもいける、近所にピザ屋さんがあり、前から気になっていたので
行ってみることにした。



店に入ってみると、結構活気があって混雑している。
特大(日本人からすると)のピザを次々と焼いている。こおばしいにほひがただよう。

とりえあえず、ピザ2キレを注文し、パンフレットをもらうと、、、


じぇんじぇん読めない(^^;

英語のパンフレットを置いている風もなく、店内の表示もアラビア語みたいな文字が
踊りまくっている。

ピザはテイクアウトして、家で食べたが、なかなか旨かった。

半完成のピザを、注文後に窯に戻して焼いて熱々状態で売ってくれる。
ひときれで、かなり腹いっぱいになるが、200円前後と格安だ。
こりゃええ!

さて、この店なぜか土曜日やってないんだよね。
(本当はN君が来るときに買う予定だったのですが・・)

一番のかきいれ時の土曜日に休みとは何事じゃい?と思っていたのですが、
先ほどのアラビア語?のパンフレットを見ていてその謎が解けた!

左下に、 大きく NOT ON SHABBAT と書いてある。

これは、ユダヤ教の方々の安息日(シャバット)を意味しており
金曜の日没から土曜の日没までは、働かず、車の運転もせず、一切の電気製品にも触れず
静かに教義を思い安息する宗教習慣なのだそうだ。

信仰の度合いにもよるらしいが、敬虔な方はこの習慣をしっかり守って生活しているそうな。
このお店は、きっとイラン系?ユダヤ教徒の方がやっておられるのでしょうか


NY近辺は、ユダヤ人の方が多く
ユダヤ人とのおつきあいの上ではいろいろ考慮しなくてはいけないことがあるらしい。

シャバットの他にも、KOSHERという、ユダヤ教で定められた食料品以外は一切口に
しない人もいるらしく、そういえば、スーパーや食料品店に行っても
KOSHERコーナーというのがあって、一般の食品とは分かれている場合がある。

また、食料品自体にも、Kマークが入っていることがある。
ユダヤ人の方に、食べ物などをさしあげる際には、気をつけなければいけないらしい。

あと、NY近郊では、メリークリスマスという言葉も、ご法度だそうな。
ユダヤ教では、クリスマスを祝う習慣がないためらしい。
もちろんユダヤ教以外でも、クリスマスが無い(または嫌う)宗教が多数存在する。
多くの人種がいる、NYにおいて、特定の宗教行事のみを祝うのはご法度というわけだ。

メリークリスマスの代わりに「ハッピーホリデー」と言う。
また、もらったカードも大抵は、そう書いてあった。

話はそれるけど、
ユダヤ教も、キリスト教も、イスラム教も、神様も経典も同じだって
知ってました? 


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