2002年12月21日

補習校見学
 
土曜日に行われる日本語補習校の見学に行った。
家から車で30分ほどのQ地区にある学校で、ご近所のKさんのご子息が通っており
現地まで車で誘導してもらった。
なお、見学はあらかじめ補習校事務所に電話して予約が必要である。

地元の小学校を使わせてもらっているそうだ
なかなか立派な学校だ

9時から始まり、まずは全学年が体育館に集まって体操から始まる。

これが終わると、各学年ごとにクラスに行って授業が始まる。
授業のスタイルは、全く日本式であり、起立・礼に始まって日本人の先生が教える。
各学年で2クラスあるそうで、各クラスは15〜20名程度とのこと

まず2年生の授業を見学させてもらう



下の写真は、日本語補習校に関係のない、現地校の授業に使われている教材


  

結構わからない単語があったりしてビビった(^^;


授業の途中、サンタさんが乱入する、うれしいハプニングあり!

一人ひとりプレゼントをもらい、記念撮影
皆うれしそうだ

この授業は図工?かな
「ふくろでたこを作ろう」と題して、実際に凧を作って飛ばす授業のようだ


まず、先生が、黒板に準備、作り方、遊び方を順に書き、
それを子供達がノートに写す。
ノートを見ると、皆わりとしっかりした字を書いていた。というか日本にいる子供の遜色ない
ような感じだった。
先生の教え方も丁寧で言葉もはっきりしていて上手だった。


次に材料をもらって、たこを作り始める。

タコに思い思いの絵を描く

この子たちは、海の生き物を一生懸命描いてた。なかなかのセンスだった。

グループにわかれて作業はすすむ


この段階になると、それぞれおしゃべりが始まったのだが
聞いていると1/3くらいの子は、英語をしゃべっていた。
良くみると2世と思しき子も多く、英語のほうが得意な子がいるようだ。そりゃそうか

英語でしゃべると、その都度先生が注意して、日本語で話すように、というが
またしばらくすると・・・(^^;
ただ、子供達は、先生の日本語はしっかり理解しているようだった。
なにより、ちゃんぽんで使い分ける柔軟性がすごいな。さすが子供や
英語の発音なんかもネイティブ級だし

先生によると、いろんな子供がいることで、お互いにかばったり助けたりして
人間の幅という意味ではこういうクラス構成も良いのでは?とのことだった。


次に3年生の授業を見学した


わずか一年でこれほど!?と思わせるほど、こちらは日本語がしっかりしていた。
国語の授業で、へんとつくりを組み合わせて、漢字を作る練習をしていた。
皆すらすらと答えていた。

結構むずかしいへんとかつくりがあり、今あてられたら、オラ答えられねーだ(^^;
ってものもあった。。。。

積極的に手をあげて答える


みな、日本語はすごくしっかりしていた。
漢字もちゃんと習得していて感心した



中には、授業中じっとしてられない子とかいたりしたけど、まあ日本でも同じような
もんじゃないかな。
全般的に雰囲気も良く、先生も熱心でしっかりしており、いい学校だと思った。

今日はたまたま、獅子舞の出し物なんかがあり、体育館に集まって皆見学して盛り上がっていた。

このあと、クリスマス会で、先生や親御さんたちの出し物などもあったようだ。


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