【メッセージ】
こんにちは、時々、拝見させていただいております、昨日お寿司を食べたきろっちです。
先ほど、職場で「お寿司を数える単位はなんぞや」という話になりまして、
いろいろ調べたのですが、結局正解はわからずじまい。困った。困った。
そうだ!よろず相談室へ問い合わせてみよう と思い立ちまして、お邪魔させて頂きました。
諸先生方、よろしくお願いいたします。
【メッセージ】
えっ、これは私の担当ですかね?と、大吟醸飲太です。
じゃ簡単にサクッとお答えしましょう。
お寿司は、多分文面からすると普通の握り寿司ですよね。
それでしたら、1カン、2カンと数えます。
普通、お寿司屋さんだと、2カンづつ握って出してくれますね。
その時に、「色んな種類たべたいから、1カンづつ握って。」って言って
食べる事もできます。結構通っぽいし、良い方法じゃないでしょうか。
大体、貴方、高級寿司屋でも行こうものなら、中トロ1カン数千円ですぜ!
2カンも食った日にゃ、財布すっからかんです。
うーん、たまにゃ寿司で冷酒もいいな。じゃ、これから行きますんで。ほんじゃ!
【名 前】ノン 太郎
【タイトル】re:(3)お寿司の数え方
09/09 01:29
【メッセージ】
いくつかの寿司屋に取材したところ、寿司の数え方、1カン、2カンの「カン」
にあてる漢字についての名答は得られませんでした。みなさん、親方から習った
とおり何も疑わず「カン」と呼んでいて、ある方は「カタカナので書くんですよ」
などとおっしゃっておりました。ただ、このような説もあります。昔は穴の開いた
貨幣をひもで貫いて束ねて持ち歩いており、その大きさが寿司1個分と同じ大きさ
だったことより、寿司を1貫(カン)と呼ぶようになったとか。この辺は奥が深そ
うですね。
明治中期から4代続く銀座の吉野寿司のご主人曰く、カンは「貫」ほか「俵」と書
く場合もあるそうです。しかし漢字辞典には俵の読み方に「カン」という文字はなく、
やや疑問も残ります。握り寿司が俵型をしているからでしょうか。このあたりは吉野
寿司のご主人が調べてくれているので、また結果をご報告しましょう。
ちなみにもともと寿司は塩つけの魚を米ではさむことによりゴハンの乳酸発酵により
保存性を高める漬け物の一種だったとか。それが押し寿司のようになっていたようで
すが、この押し寿司のようなものはすでに平安時代にはあったようです。いまのよう
に酢飯に魚介をのせるといった握り寿司がでてきたのは、江戸時代。江戸前、すなわ
ち東京湾でとれる獲れる魚介、海苔を使ったそのおいしさ、簡便さはたちまち評判に
広まっていきました。この頃は屋台売りだったのでつかみやすいように1カンはとて
も大きかったのですが店で出すようになって、食べやすいように2つにわけたので寿
司は2カンづつ出すようになったとか。なるほど、となると、「カン」の漢字も、
貨幣を貫いた説、俵型説など時代によって違ってくるようにも思えます。
【名 前】きろっち
【タイトル】re:(4)お寿司の数え方
09/11 09:02
【メッセージ】
回答ありがとうとうございます。
「貫」も「俵」のなるほどってうなずいてしまいました。
寿司1つそこに数多くの歴史ありって感じですね。
ご主人のご報告を楽しみにしていますので、また、よろしくお願いいたします。