名 前】旅行宅ろう
【タイトル】カンボジア情勢
04/23 23:16
travel@abroad.or.jp
http://www1.interq.or.jp/~kuri/kuri.html
【メッセージ】
このGWにベトナム(とカンボジア)へ行きます。
さて、ラナリット殿下がシェムリアップに帰ってきたそうですが、
今後のカンボジア情勢をどうみたらよいでしょうか。
ポルポト本人も死去し、弱体化しているといわれるポルポト派と
の関係も噂されているようですし、この7月に行われる総選挙前に
一波乱ありそうな雰囲気もあります。
結局、国内情勢の不安定さから旅行会社へ外務省からの通達が
でているそうで、カンボジアへのチケットの販売すら自粛してい
るチケット屋がほとんどなので、ベトナムへ行ってからカンボジア
へ入る方法探さざるを得なくなってしまいました。
名 前】万馬 券太郎
【タイトル】re:(1)カンボジア情勢
04/24 10:06
hos@bremen.or.jp
【メッセージ】
結論から申し上げますと、選挙ではフンセンが圧勝し、その後しばらくは安定に向かうと思います。
選挙までは、ラナリット派の最後のあがきと、フンセン側の徹底粉砕が衝突し、いくつか大きな騒ぎがある
のではないでしょうか。ラナリット側には、ポルポト派の動きも一応はあるでしょうが、いずれにせよ、
選挙後一掃されると思います。
シアヌークは国王として存続するでしょうが、実権は消滅方向に進み、日本の天皇的な位置付けに近づく
のではないかと想像します。シアヌークがただの風見鶏であることは間違いありませんが、カンボジアの
宗教背景からみると、やはり国民の尊敬対象としての位置付けは揺るがないと思います。
ラナリットは、外資導入の前提条件になるため、抹殺されることはなく、何らかの形で生存はすると
思われます。国外に出るんでしょうか? ラナリットの身の振り方(振らされ方)はよく分かりません。
フンセン軍事政権が成立することになりますが、「選挙」という民主化の禊を受けているため、外資獲得への
政治的障害はなく、当座の経済改善政策に出ると想像します。反対勢力の出現も非常に考えにくいですね。
資源などで特筆すべきものがない上に、安価な労働力という意味でも中国に押されている現状を考えると、
厳しい状況に変りはありませんが、戦争に向けていた人・物・金を内政に向けられるのは単純にプラスですし、
外資が入ってくるのは(結果的に搾取されるだけだとしても)当面はプラス要因が多いと思います。
治安的な意味では、観光には何ら問題ないでしょう。
旅のご無事をお祈りします。
万馬 券太郎/KMISI
【名 前】旅行宅郎
【タイトル】re:(2)カンボジア情勢
05/11 01:06
travel@abroad.or.jp
http://www1.interq.or.jp/~kuri/kuri.html
【メッセージ】
懇切ていねいな回答ありがとうございました。
無事、ベトナム、カンボジア旅行から帰ってきました。
さて、カンボジアを実際に旅行してみての感想ですが、やはり、プノンペンあたりは、夜間
の外出はかなり危なそうではありました。
これは、政情が不安定なことによる国内の治安維持体制が十分ではないため、組織的な
反政府ゲリラ云々の活動によるものではなく、警察力の不足のためによるもののようです。
実際、プノンペン一の繁華街であるモニボン通りでさえ、夜8時を越えると人通りはほとんど
なくなり、私などは食事を終えて宿に帰るときにあまりに昼間の光景と違うので早足で帰った
次第です。
但し、一般的にいわれているほど、落ち武者化した兵士などによる山賊などはいないらしく、
タイ国境(アランヤプラテート)から陸路を通ってシェムリアップにきているバックパッカーが
たくさんおりました。
まずは帰国のご報告まで。
P.S.
ベトナムはじぇーんじぇん平和そのものでした。
戻ったれ