98年11月1日(日)〜3日(火)
伊豆   野生の王国 への道  その2

ついに野生の王国に乗り込む時は来た。

国道135号沿いにぽっかりと口をあける「野生の王国」  プチサイトレットとしては破格の入場料を払い、中へ。

 

これが野生の王国だあ!!
じゃじゃ〜ん!
剥製博物館だった。どひゃどひゃ
しかしこれが凄い! 体育館のようなバラックの建物の中にびっしりと所狭しとならべられた世界の動物と珍獣達。
よくここまで集めたな、ってほどの物凄い数にまず圧倒。
個人オーナーの趣味から始まったらしいが、とにかくすさまじい迫力を感じる。夜中に入ったらさぞかし恐そう。。。


これは本当に珍品らしいが、巨大なベンガルの大虎(右)にホワイトタイガー(左)だ。でかさに圧倒!!

チンパンジーのミイラ

不気味さと、もの悲しさと滑稽さが入り交じった不思議な表情の彼は何を見つめる??

出た!お約束の珍品。

やっぱりこれでしょう。

ここのもう一つの凄さは、展示してあるすべてが売り物だということだ!!
   
良く見ると、殆ど全部に値札がついている。 右のトナカイに至ってはクリスマスシーズンに貸し出可とな??
よく考えたら、剥製の店に金払って見にきているようなものなのか。。細かい事は考えない、考えない。

時々野生の動物とは無縁なモノがどーんと登場して驚く。
   
おいおい、どこが野生の王国だよ  トホホ! 
 

なんだか断末魔が聞こえてきそうで恐い。。。
  

そして、野生の王国の中でも頂点に君臨する展示がこれだ!

じゃじゃーん
中国四川省産のパンダ(ホンモノ)
がっはっは。 おいおい、こんなもの本当に置いていいのか? だいたいどうやって手に入れたんだ。
ここにとってワシントン条約など些細な法律にすぎんのだろうな。
値段もビッグ! なんと4800万円!!!
しかも数年前は3000万円だったから値上がりしている!!! その必然性は??
このパンダを見てその場に立ちすくまぬ者はいないだろう。それほどに見る者のなにかをつかむのだ。
 

順路は先に進むにつれてどんどん狭くなり、息苦しささえ感じる。
そして値札の値段はどんどん下がり、気がつくといつしか剥製の動物は木彫りになり、さらに進むと
時計や花瓶に変わっていく。4800万円を見た後では5000円が硬貨ほどに感じるから不思議だ。そして見事だ。

最後は、東南アジアに旅行した時に半日観光時に連れて行かれる、ぼったくり土産物屋のような万国珍品土産物屋
状態になって思考を混乱させる。
もし疲れていたら、何か手にせずにはいられないだろう。
最後は「俺はいままでどこで何をしていたのだろう」とハッとして国道に躍り出るのだ。
何かまるで「トリップ状態」であったかのように。。。

まだ野生の王国へ行ってないなら、是非行くべきであることはおわかりいただけたと思う。

 

おしまい 98.11.3.


戻ったれ

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