簡単にスペックを紹介すると、B5サイズノートPCで重さ1.2Kgと持ち運びもOK。
モバイルペンティアムIIの400MHz、メモリ標準64MB、HD8GB、10.4型XGA対応TFTディスプレイ、
56Kモデム、iLINK対応、といったところだ。尚オフィス系のアプリは付属しない。
アクセサリとして、外部機器接続用のポートリプリケータおよび純正CD−Rを同時購入した。
純正CD−−Rはクラッシュ時の起動が容易なのと、自分の環境を簡単に再現できるマイリカバリCDを
簡単に作成できるのが特徴。CD−RWでないのがちょっと残念だった。
今まで使っていたペンティアム120MHzと比べると、その動作スピードはまさに宇宙的で隔世の感がある。
まず旧パソから環境を移植した。といってもEthernetでデータを転送し、アプリをインストールし、マイリカバリ
CDを作成してあっさり完了した。Ethernetカードは現在ではたったの4000円で入手できるので、PC同士の
データ転送などにも積極的に利用したいところである。
使ってみての満足度は大であり、パフォーマンス、キーボードのタッチ感、画面の見やすさなど、常時使用する
パソコンとしての基準を十分満たしている。
ところで、なぜVAIOかと言うと、、、、
実は大きな理由があった。それは、ビデオ編集である。
最新のVAIOにはSONYのデジタルビデオをケーブル一本(iLINK)で接続して、本格的なビデオ編集が行える
のだ。これに飛びついてしまった。ビデオをすでに購入済のPC3という機種がある。
さっそくビデオ編集にトライしてみた。
さすがにSONY同士連携がすばらしく、ビデオの操作をすべてパソコン上で行えるソフトが標準で入っている。
昔は高嶺の花だったビデオ編集だが、CPUのパワーアップや巨大なHD,ビデオのデジタル化などによって
いよいよ誰でもできる時代がやってきたようだ。
簡単に流れを説明すると、
まず、ビデオとPCを接続し、DVgate motionというソフトで必要なシーンの撮りこみを行う。
操作はすべてPC側で行い、必要なシーンの始点と終点をそれぞれマークしていき、最後に撮りこみボタンを
押すとすべて自動運転でビデオから指定したシーンを切り出してHD上にaviファイルとして記録する。
次にDVgate cripというソフトで切り出した各シーンをより細かくトリミングを行う。必要がなければこの作業は
やらなくても良い。
次にDVgate assembleなるソフトで、切り出したシーンを並べる。自分で考えたストーリーに応じて、シーンを
並べ替え一本の作品として完成させる。
完成したムービーは、Mpegで圧縮してどのPCでも見れるようにすることも可能だし、再度DVgate
motion
を通して、なんとデジタルビデオに戻すことも可能だ。
試しに戻してみたが、画質の劣化はまったく感じられなかった。凄い!
尚、これらの作業は一度やれば誰でも簡単にできるもので、説明書を一度も見ずに実行可能だった。
試しに作ったムービーはここですが、10MBもあるので、おいそれとダウンロードしないように!(^^;
さらに優待アップグレードでアドビのプレミアという本格的な編集ソフトを購入してみた。
つなぎ目の特殊効果やBGM入れなど、気分は映画監督状態になった。
目下、自分で作った映画を100万回みて悦に浸っている最中であります。どひゃどひゃ
このムービーをCD−ROMに焼いて販売すれば、たちまち元がとれるかも???
さて、現在までの状況と問題なども少々。。
まず唯一とも言える欠点だが、それはポインタ用のパッドだ。従来よりもかなり改良され実用粋には達している
ものの、IBM開発のポインタと比べるとやはりその操作感は劣る。
しかし、この問題は、USB接続のマウスによってある程度回避できるだろう。
今のところ殆どが家の中の使用なので、マウス使用も特に問題とならない。
ただ、VAIOのある機種ではIBM型のポインタが採用されているだけにちょっと残念。
あとVAIOは概してバッテリの持ちが悪いがこの機種もご多分に漏れず標準バッテリでは1〜1.5時間が関の山だ。
一応2倍及び3倍バッテリもリリースされており、長時間使用にも耐える環境はある。
ただ、実質モバイル時にはACアダプタは必須だろう。
内蔵のモデムもやや動作が不安定だった。56Kで接続することはまずなく、良くて40K台であるが、接続時の不意の
切断を回避するには33.6K程度に速度を制限する必要がある。まあ、これは仕方無いところか。
増設メモリは、ちょうど台湾地震の影響によって、突如の品薄に見舞われた。これはアンラッキーだった。
それまで64MBの増設メモリが13000円程度だったのが、23000円にハネ上がってしまったのだ。
純正メモリに至っては50000円以上とのこと。それでもブツがあればまだいいほうらしい。
背に腹は代えられず、秋葉原をかなり探して、サードパーティー製のメモリをゲットした。現時点でメルコのVA6と
いうものが唯一適合するようだ。そのうちICデータからも適合メモリが出るだろう。
説明書によると、メモリ交換は自分ではやらぬことと、書いてあるが、とりあえずやってみた。(^^;
良い子の皆さんは真似しないように!
まず裏ブタのネジ11本をはずし、キーボードを取り外すと、メイン基板が現れる。さらに銀色の板状の部材を基板
から慎重にはずし(ネジ3本だったかな)、やっとソケットが登場する。
増設メモリ2枚(32MB×2)をこれまた慎重にとりつけ(カチっと音がするまで差し込む)あとは元に戻し、コントロール
パネルのシステムを開いて増設分の領域を認識しているか確認して完了だ。
やはり64MBでは心もとないので増設は是非やったほうがいいが、相当自信がなければ業者に頼んだほうが
無難だろう。
なお、現時点で、特に問題もなく安定して稼動しております。そのうちまた海外から生情報をバンバンアップする
でしょう。頼りになりそうです、VAIO君!
結論:超うれピ〜!どんどんCD生産するで!!ガハハ