超愕!Thunder Bowl 500!!
RCWならではの、本格アメリカンスタイルレースイベントだ!
詳しくはAORcホームページ内のTB500コーナーを是非見てください。
レースの詳細、準備段階の模様、チーム体制は車載カメラ映像などもあります。
またRCW2月号にも詳細な記事があります。
それは、ホビーショー会場でのマッキー(RCW誌)氏のお誘いから始まった。
「NASCARごっこをやりたいんです。RCのレースというより、RCという道具を使って、いかにNASCARを再現できるか?」
「ペイントはもとより、4stエンジンのエクゾーストノートを響かせ、オーバルトラックを500周するんですよ!」
「ピットロードもホンモノにこだわりトラック内へ、ペースカーも導入しますよ」
ドロームにハマているAORcの面々がこの話をほっておくハズがない。
特に、izu@さんの目の輝かせようといったら、尋常ではなかった(^^;
AORcとしても総力を結集して、このイベントの準備段階から全面的に協力することとなった。
会場となる、山梨スピードランド(SLY)の、オーバルトラックにて11月より何度か準備テストが行なわれた。
OSさんが用意した4stエンジンのチューニング。徹底したイコールコンディション化の為のレギュ固め等々
ほとんどの人が4stの経験が無かったが、あっというまにノウハウを掴み、エンジンのコンディションを最大限引き出す
コツを得ていたようだ。
また、電飾&ギミック&車載カメラ等の凝ったしかけはAORcの真骨頂!というわけで、
ペースカーや牽引トラックの製作と運営は全面的にAORcに委任された。
当日は17チームが参加したが(準備レースのため基本的に業界関係者メイン)、AORc勢で3チームのエントリを認められ
また、オフィシャルカーの運営を含めて、イベントにいろいろな形で協力することができた。
<AORcチーム体制>
AORc A (TG-10R #88バットマン)
メインドライバー:izu@
セカンドドライバー:かな吉(Tカー用意)
ピットスタッフ1:さとぽん
ピットスタッフ2:リョウちゃん
AORc B (ナイトロ RS-4 #6イーグルワン)
メインドライバー:さぶやん
セカンドドライバー:おぐっちゃん
ピットスタッフ1:ひろぴー(Tカー用意)
ピットスタッフ2:Jr(ピット総監督)
AORc C (V-oneR #60)
メインドライバー:わだ
セカンドドライバー:しじぃ(インカム用意)
ピットスタッフ1:くろぅど
ピットスタッフ2:きむっち
スタッフカーチーム (ペースカー、牽引トラック)
チーム監督:バードマン
メンバー:ブレッド、おやびん、ゆたかさん
車載カメラ担当:Warp
チーム総監督:かーまた
取材:SIN-512
ペースカー製作:バードマン
牽引トラック製作:都築
すごい陣容だすな。オッスオッス! 準備段階から参加した沢山の皆さんお疲れ様でした。
で、ワシは何したかって言うと・・・・・なんもしてません。がはは!すんまそん
忙しくて全然手伝えなかったよ(^^;
Bチーム(さぶやん監督)に、重役ドライバーとして招聘いただき、当日だけフラっと行って
プロポを持たせていただきました。
誠にすんまそん&ありがとうございましたm(__)m
朝からご苦労様です! 準備に余念ないAORc勢
さて、ワシはエンジンカーってさっぱりわからんのよね。まして4stなんぞ・・・
ただ、2stに比べて、独特の野太いサウンドの良さは、行ってすぐに理解できたよ。確かにシビれるね。
マッキーやるじゃん!
とにかく、午前中の練習タイムに車になれるべく、走りこませていただきやした。
さぶやんが、苦労してセットだししたナイトロ号は、もうバッチリチリ足状態の抜群の安定感で、ドライブは
超楽ちんでした。
ドロームと違って、片方のコーナーでは減速が必須であり、ラインの選び方で抜きどころも変わってくる
奥の深さ。加えて接戦チキチキの緊張感&長丁場とあって、ドライビングテクニックもそれなりに必要と
されるのですが、とにかくセットが決まっており狙ったラインにのせるのが楽でした。
さすがや!さぶやん。
ただ、エンジンの調整(ニードルの絞り方とか)については、どうもizu@さんのAチームに一日の長がある
らしくストレートの伸びは凄かった。
ただ、車が不安定で4輪ドリフトしながら突っ込んで曲がるAチームの姿が印象的だった(^^;
わだ監督のCチームは、練習時はエンジン不調でスピードがのらず苦戦していたとのことだが、直前の
対策が効いて、当日は気持ち良さそうにクルージングしていた。
たっぷりとした練習時間に、各チームとも手応えを感じていたようだったが、驚いたことに
練習時のトップタイムをマークしたのは、Aチームのドリフト走法のizu@さんだった。どひゃどひゃ!
しかし、なみいるワークスチームやショップチームを押しのけての快挙に、AORc勢はいろめきたったのだった。
すげーシビれるよね、こういう絵って
地べたを這うフォトグラファー!
AORc Bチーム イーグルワン(右) とおそろいのRCWスーパートラック(左)
チームヨコモも、必勝体制で参戦!? なぜタイヤを隠す?デーブちゃん!?? がはは(^^;
ペースカー製作&運営のバードマンさん と おやびん
ぷぷぷ! こういうアメリカンな参加スタイルがまたぐ〜!
インフィールド内へのピットへの往来のために急遽作成されたブリッジ。しかし、細くて渡るのが結構こわひ!
これがオフィシャルカー By AORcだ!
ストロボ風の激しい点滅を繰り返す電飾と、後方撮影用車載カメラを搭載したペースカー(バードマンさん製作)と
本当に牽引可能な、牽引トラック(都築さん製作)
オヤジ30モータとギヤ比の設定で、ペースカーにふさわしい安定した速度で周回する。
ローリングスタートや、クラッシュ時などのイエローコーションで、頻繁にペースカーが入り、雰囲気満点!
もちろん差が詰まって再スタートするスリルも存分の味わえ、大成功だったと思います。
役者は揃った!
仕掛け人のマッキー(中央) 彼の情熱がこのイベントを実現に導いた!
レースの実況は、やはりこの人 ボンバーさん(左) 絶妙なトークで盛り上げる!
アメリカンレースといえば、やはり山編(右) 今回はドライバーとしても参戦!
■予選
各チームが、1チームずつ3周の予選ラップを走ってベストラップ方式でグリッドを決める。
ま、500周という長丁場(約2時間)の耐久レースなので、グリッドはあまりカンケーないんだけど
やっぱりホンモノへのこだわりなのだ!
今回は、業界関係中心ということで、ヨコモ、HPIなどのワークス勢、OSエンジンチームや、
有名ショップ、チームが参加されている。
その中にあって異色?のAORc3チームなのだが、練習から好調だったizu@さんがやはり予選でも
いいタイムをマークし、総合4位につける。うひょ〜!
残念ながら、Bチームは練習時は絶好調だったのだが、ここへきてトラブルが噴出し、エンジンの調整や
パーツ交換に時間がかかり、予選を出走できなかった。ん〜・・・
izu@さん、超真剣モード
■決勝
いよいよ決勝!
ジェントルマン!スタートヨアエンジン!の声と共に、コース上の17台は一斉に4stの咆哮を轟かせる。
いやがおうにも高まる期待と緊張!
バードマンさん操るペースカーを先頭としたパレードラップの後、戦いの火蓋は切って落とされた
AORc Bチーム
さぶたこ監督(ファーストドライバー)&おぐっちゃん(セカンドドライバー)
ピット係は、Jrさんとひろぴ〜さん
エンジンカーの場合、始動や給油、タイムキープやエンジン調整など、ピット係の仕事は相当多く負担も大きい。
ホントよくやってくれました。ご苦労様です
特にJrさんの的確な指示と作業は卓越しておりやした。
さぶやんが運転している時は、ワシがスポッターとして、コース上の監視を行ない危険ゾーン(クラッシュ等)をドライバーに
知らせるのと、ピットとの無線連絡で、給油のタイミングなどを伝えたりしました。
なかなか本格的な連携プレーです。
耐久エキスパートしじぃさんが用意してくれた、PHS無線連絡システム 壮観だす
さて、レースのほうですが、序盤飛び出したのは、ぬわんと!AORc Aチームizu@さんだった。
そして、それを追うのは最後尾からのスタートの我がBチーム燃える男さぶたこ丼
恐るべしAORc1−2体制となって、腰を抜かした!どひゃどひゃ
ところが!Bチーム最初の給油に入ったきり、エンジンが再始動しなくなり、順位はどんどん落ちる。
さぶたこ丼もピットに急行するが、残念ながら大きなトラブルが発生してしまい、修復に多大なる時間を要し
トップ争いから早くも脱落。ん〜残念・・・・
4stエンジンの複雑な構造と繊細さにてこずるチームは多かったのだが・・・
Bチーム脱落後も、Aチームはレースをひっぱり続ける。
Cチームも5位浮上!
なお、コース内でのクラッシュなどのたびに、ペースカーが入って、スローダウン。クリアー後にローリング再スタート
という事が何度も行なわれたが、最初のうちは、ペースを掴めず、ペースカーに激突するチームもあったようだが
だんだんと慣れて、中盤以降は、まさにホンモノのNASCARレースを見ているような素晴らしい動きをみなが見せた。
インフィールド内のピットは、各チームごとに仕切られ、自車のピットインを待つ。
さて、レースのほうだが、100周を超えたあたりで残念ながら、Aチームにトラブル発生
後退する。
しかし!Aチームに変わってトップ争いに参戦したのはCチームだった
をを〜!なんだか今日はAORc勢すごいぞ!
特に、しじぃさんのドライビングテクニックは素晴らしく、左コーナーで面白いように他車をパスしていった。
わださんのドライビングも安定して速かった。
また、目まぐるしく入れ替わる、順位を正確に追いつづけ、チームの特徴やボディのカラーを含めて実況しまくる
ボンバー氏の手腕にも惚れ惚れって感じだった。
ワシはちょうど、ボンバー氏の実況席の横の操縦台だったので、時々順位の画面表示をこうして撮影させてもらって
いたが、「こらこら、おぐっちゃん。アンタソンなことしてるヒマあったら、運転せんかい?」と説教された。
どひゃどひゃ!
我がBチームは、懸命の修復作業をしている最中なのであった・・・
イエローフラッグによって各車一斉にペースダウン! 再スタートのタイミングをうかがって緊張の時!
レースは全工程の約1/3を消化した。この時点でついにAORc Cチームがトップに踊り出た!
残念ながら、Aチームは大きく後退。Bチームは62周の時点からピットインが続いていた。
木の影で、コースの視認性が悪くなるコーナーもあった。
降り返しの250周をすぎても、AORc Cチームはトップをキープした。すげええええ!
また、息を吹き返したAチームも猛追を開始し、順位を4位に戻していた。
なお、ワークス勢では序盤大きく出遅れたヨコモが8位に浮上、HPIはトラブルで止まったままだった。
ここからが、耐久レースの正念場! 最後に笑うのは誰か?
快調だったCチームにもとうとう、エンジントラブルが襲う
273周ピットインしてから復帰できなくなってしまった ン〜残念・・・
一方トップはチームルマン、それを追う驚異の追い上げヨコモ、そして無理せず耐久走法を貫き通すJOY Aチームが
3位に浮上していた。
順位はどんどん変わりスリリングな展開となった。
長いピットインの後、ようやく復活したBチームは、さぶやんとワシのドライビングで追撃を開始
クルマの調子はすこぶるよく、快調に周回を重ねた。
しかし、あともうちょっとで200周、というところで、再度調子を崩し、ピットイン。
残念ながら、修復不能状態のトラブルで戦いを終えた。
様々なドラマを生んだ、500周のレースだったが、結局チームルマンの優勝、ヨコモは2周届かず2位
そしてJOY Aチームが3位に入った。
AORc勢は、Aチームが6位、Cチームが9位、Bチームが14位という結果だった。
優勝のチームルマン おめでとうございます。
パチパチパチ!
いやはや、本当にスケールがでかく、ホンモノへのこだわりを存分に堪能できた素晴らしいイベントでした。
マッキーはじめRCWスタッフ諸氏、レース運営協力に尽くされた皆様、そして参加の皆様、本当にお疲れ様でした。
これからも、RCの既存の枠にとらわれないイベントやレースで盛り上げていきたいですね。
そして、日本人がもっともっと遊び上手になって欲しい!と思う今日この頃であります!
結論:オーバルの面白さ&アメリカンレースの豪快さを広めよう!