2001年01月14日
投稿!きむっちのWASPでレース!参戦記

いきなり実践投入!


各地で旋風を巻き起こしているWASPですが、早くも実践投入の場が訪れました!
このシャーシをいたく気に入った、きむっちが「是非レースで使わせてほすぃ!」と名乗り出たのです。
さてさて、どうなることやら!?はじまりはじまり〜!


1月某日、AORC掲示板にて衝撃が走った。

nicさん作成のWASPついに完成!
AORc関西新年会にて快走!ミニとは思えぬスピード、レスポンス!
現在、関東に向けて発射!着弾予定は1/13AORc関東新年会。。。

「おっ!これは面白そう。やってみたい」と思うのはラジコン好きなら当然である。
「まてよ、たしか1/14にスタ1でミニレースがあったやうな・・・」
「ってことは新年会終了後にWASPを借りてレース参加もあり?」
気がついたら、掲示板に借用許可をお願いしている自分の姿があった。
ありがたいことに借用許可はOKされた。
nicさん、他のAORcメンバーありがとうございますm(__)m
あとはWASPの着弾を待つばかりなり。。。。うししし、
 
 

狂乱!AORc関東新年会in晴海

晴海にてAORc関東の新年会が行われた。
今回の目玉は、WASP関東上陸である。
さぶやん襲来は年4〜5回は来るので最近ではあまり珍しくないとか???(^^)
「さぶやんのクローン人間がいるのでは?」「本当に東京湾に住んでいるのでは?」
数々の疑惑が持ち上がっているが四国に住んでるらしい。  たぶん、きっと。

当初、13日は、昼間は晴海、夜、リバティのナイトレースの予定で考えていたが
WASP回収が時間的に噛み合わないのと人間のほうがタレてしまうので晴海オンリーの走行とした。
晴海での新年会の盛り上がりはまさに狂喜乱舞、トランス状態、発狂寸前(^^;というほどの盛り上がり!
(詳しくはおぐっちゃんのレポートを見てちょ)

私も早速WASPの体験走行をしてみる。
「めちゃめちゃ良く走るやんけ〜!」ストレートで若干神経質な挙動があるが
ケツが滑り出しても握れば滑り出しも止まり、握っていてもアンダーが出ないでクイクイ曲がる。
それでいて、スロットルレスポンス、ストレートの伸びは540とは思えないほど・・・・
「恐ろしいほど速く、それでいておもしろい」
何パックも走らせている僕。。。。。完全にです。
izuさんに「あんまり走りすぎて壊さないようにね。」といわれるほど走っていたのはここだけの話。

ほかの体験走行会したみんなが「面白い、かっこいい、よく走る」を連発していました。
僕と同じように猿になってしまった方が多数いたのは言うまでもない。
この現象を「急性WASP中毒症候群」といってもよいほどダス!

あまりに良く走るので「これほどよく走るなら優勝のできるのでは、、、むしろ優勝できないほうがおかしい
と他のメンバーに言われるほど。。。。めっちゃプレッシャーかかります。

家政婦は見た
ん〜そういえば、ワシそんな事言ったかも?どひゃどひゃ(^^;

浦野さんからはプロポ、ゆたかさんからはタイヤのサポートを受ける。サンキューですm(__)m

この日は新年会参加者が一通り体験走行をしたのでちょっと早めに撤収した。
(と言っても家に着いたら24:00だった。)
自宅にてマシンをじっくりと拝むがこれといった大きなトラブルはなさそう。
明日のレースに向け、ギヤ比変更、モータを新品ジョンソンに交換した。

ちなみに事前に聞いていたレギュでは、
・タミヤ製ギヤボックス以外を使用している車はギヤ比制限(5.8:1)がある。
・タミヤ車以外の車両はボディをタミヤ製ミニ、アバルト等(空力の悪そうなの)でなければならない。
・モーターは540であること(ジョンソン可) とのこと。。。

気がついたら26:00になっていた。果たして朝起きれるのだろうか??
 
 

1/14 スタ1レースの巻

かろうじて何とか起きられたが、時間的にはかなりキツイ!
テキパキと荷物をまとめ、スタ1へ・・・・
到着したときは、当日エントリー終了5分前。ふぅ〜
(エントリー自体は前日に済ませてあったが、バンドが何番か解らなかったもので・・・)
お店に着いてレギュの再確認をしてみる。

なになに、、、、
「タミヤ製ギヤボックス以外の車両はマブチ540のみ」
「タミヤ車以外はミニ、アバルト等のボディのみ。。。あれ?なんか違うような」
「あっ!ギヤ比制限は?」店員さんに聞いてみる。
「今年からなくなったんですよ。」どひゃどひゃ!
ってことは、、、、ますます鳥煮がせない状況に追い込まれた。アカンがな!

荷ほどきを済ませ、ピットの準備をしてギヤとモータの交換をしていると

男1「あっ、これ自作のミニですか?」(このときは穏やかな口調)
男1「なにをベースに・・・・(何かを言いかけている)」
男1「・・・・・(まじまじ見つめる)」
男1「・・・・・(何かに気がつく)」
男1「・・・・・(しばし絶句)。」
男1「何ですか!これ!!。もしかして、足廻り以外全部自作??」(絶叫)

僕「えぇ!私が作ったわけではないですが、知り合いが全部設計して自作したんですよ・・・」
 (自分が作ったわけではないが上機嫌になってる自分がいた。ガハハ)

周りにいた人もその絶叫を聞きつけ集まってくる。
黒山の人だかりとはまさにこのこと、ちょっとだけ芸能人になった気分(謎)

男2「うわぁ〜めちゃカッコえぇ〜」
男3「バルクが透けてるじゃん。すげー」

バッテリの取り外しギミックを見せると・・・・

周囲の全員「おぉぉぉ〜すげ〜(ため息まじり)」

スタ1の店員さんも「今日のシャーシコンデレ受賞です」というほどの大盛況ぶり!!
             (↑ちなみにそういう賞は過去例が無いです)
ちなみに「俺、樹脂の加工屋だから図面くれれば格安削ったのに」という方さえいました。オッス!

ここでスタ1の説明を・・・・
路面は特殊路面で渋谷トップ、タミヤ静岡サーキット、ツインホビー2F(カーペット以前の路面)に近似。
だが、路面の粒々が最近減ってきたのか昔ほどの鬼グリップではなくなってる気が・・・・
路面自体もギャップ、うねりがかなりあります。
ツーリングでは37M、カワダイエローなどふかふかインナーでないとギャップで走れないほど・・・
そんな特殊な路面なのにぶっつけ本番で挑むワシ。。。。逝ってよし!

地元の人の話では・・・・
 タイヤはグルーブ系(ラーメン、父ラジ)のほうが喰うらしい。
 ・ラーメンのほうがグリップが高いが限界での挙動がピーキー
 ・父ラジはグリップは落ちるが挙動が楽でライフが長く路面グリップへの依存度?
 (適正温度をはずれても)案外安定している。
 ・スリック系のタイヤは挙動がピーキーになることが多い。

 グリップの高い順に
 ・ラーメン > 鬼食い系スリック > 父ラジ > 普通のスリック となる。のかな??
 

●予選1回目 路面温度8.9℃  さぶいです。いや、マジで

 nicさんの事前テスト(ツイン)での情報よりラーメンをフロントに装着してみる

・ギヤ比 4.3:1 (96:49) 
・F:ラーメン+HPIソフトモールド
 R:ライドV 
・セットは前日のまま(渡されたときのまま)
・バッテリーはRC2000
 バッテリ重量によるハンドリングの変化は縦積みゆえなのかあまり感じない。
(前日の晴海での走行会にて確認済み。)
 少しでもグリップ確保のためにRC2000をチョイス。

スタート!
まずはタイヤが喰うか確かめるためにゆっくりと走り出す。ズルリ!!
う〜ん、やはり路面温度が低いのか巻いてしまう。
フロントのグリップ感はあるのだがリアがどうしようも無いほどに喰わない。

結果、考察
フロントタイヤのグリップのほうが高い。リアタイヤ自体がグリップしていない感じ。
ターンイン、コーナ出口で巻いてしまう。(アクセルを開けても、開けなくても)
コーナ手前で十分減速し加速気味にコーナに進入しても巻いてしまう。
(パーシャルで転がしリア荷重をのせてみたがそれでもダメ)

以上から、ライドのVでは(リアタイヤに使うには)グリップが足りないと判断。
 
 

●予選2回目 路面温度 8.9℃ あいかわらずです。ハイ

 予選1回目で、ラーメンが喰うのがわかったので、、、

・F:ライドV
・R:ラーメン+HPIモールドソフト
・車高をF:そのまま(4.5mm) R:5→4.5mmに変更
・路面コンディションも良くなったと思うので重量の軽い1400SPをチョイス

「ん”〜」 アンダーだけど、ピクピク。。。

結果、考察
リアタイヤのグリップが高い気がする。
ターンインする際にワンテンポおいて曲がる感じ。
ピクピクが強く走りずらい(特にストレート)
(ライドVのタイヤのショルダ形状が立っているから?)

以上から、リヤタイヤにラーメンでピクピク感を無くせばいいかも?

●予選3回目(路面温度 9.8℃)

・タイヤチョイスは予選2回目同様。
・車高をR:4.5→5mmに戻す。
・ピクピク感を消すため、フロントスプリングをイエロー→レッドに変更。

結果、考察
直進安定性向上、ピクピク感も無くなる。
若干アンダー傾向になる。かなり扱いやすい感じ。

予選終了し、順位は2位だった。
1位とは0.5秒差(でかっ!)
3位とは0.3秒差?ほどであった。(多分)

すでにこの時点で鳥煮餓死てます。車はいいのですが私の腕が、、、、

予選終了時にT−Yoさんが見学&激励に来てくれました。ありがとうございます。

●決勝(路面温度 10℃)

・予選3回目とまったく同じセットで走行。

決勝は8分なのでRC2400をチョイス!
昨日の晴海のテストでは1700でも約10分(もっとかも?)は走るのだがタレたら恥ずかしいし(^^)

「ぴ・ぴ・ぴ・ぽ〜ん!」
スタート!
特に混乱も無くスタート。RRであるため4WDに匹敵する加速。素敵だ!
路面コンディションが良くなったのか、アンダー傾向が無くなる。扱いやすい
「これは、いけるかも・・・???」たんたんと周回を重ねる。
現在2位をキープ。1位を走るのは同クラスの前年度チャンピオン。やはり速い!
必死に食いつくがどんどん離される。アカン!
「このままでは・・・」とあせる気持ちが。。。。。
あせりは禁物です。
「やってもうた〜」コーナ進入をミスしてしまい自爆!一気に最下位に・・・・
このとき、脳裏に多くの記者の前で「チーム鳥煮餓死 入団記者会見」をしている自分の姿が・・・

「ヤバイ、ヤバ過ぎます。」気を取り直して、レースに挑む。
決勝は8分あるし、なんとかなるでしょう。っと思っていたのだが、

アナウンス「現在2分経過。。。。残りは、、、」

自分の心の中(あと6分もあるの?長いな〜。でもこの距離なら逆転は可能かも)と思っていた。

アナウンス「3分です」

「・・・・・・・(;゜Д゜) へ?」

勘違いしてました。完全に終わってます>私。
なんのためにRC2400積んだんや!
となれば、ガンガン追いかけるわ〜

ガンガン握り倒す。へんな汁が出るくらいに(謎)
4分経過、3位に浮上。

2位とは半周強の差、追いかけるにはキツイ距離。
4分30秒経過。差は縮まらす。万事休す。鳥煮餓死決定か。
4分50秒経過。「2位の選手、バッテリがタレたか」とアナウンス。

神は我を見放さなかったか!「チャーンス!」
必死に追いかける。やはり、神は我を見放した。
あと、数メートルのところまで追いついたところで5分経過。レース終了。
「・・・・・・・・・・・あと、5秒あれば2位なのに。。。」
鳥煮餓死入団が決定的になり、真っ白な灰になる僕がいた。
「やっちまったよ。。。」
WASPの力をもってすれば余裕で優勝できたのに、私の腕が無いばかりに。。。
(この後、WASPのホントの実力を知ることなるに・・・・続く)
 

終わりに
このような機会を与えていただいたnicさん、他のAORcにこの場を借りて感謝したい。
応援していただいた皆様にありがとう&不甲斐ない結果ですんまそん。と言いたい。
WASPはホントいい車です。ないより操って楽しいです。猿になること間違いなし!
 

実はここだけの話、参加者が4人しかいなかったのはナイショ(^^) どひゃどひゃ
 

家政婦は見た
ハイ、きむっちゃん入団おめでとう! チーム鳥煮餓死へようこそ!まずは竹迫エースに菓子折もって
挨拶に行ってちょ!どひゃどひゃ
 

■結論
誰がWASPで初優勝をゲットするか!?niC杯争奪戦やるか〜!ガハハ



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