その名もHP JORNADA(ジョルナダ)720である。
WindowsCEの最新バージョンであるH/PC2000を搭載した新型だ。
従来の690という機種も大ベストセラーだったが、さらにパワーアップして登場した。
最近のモバイルパソコンも進歩し、重さやバッテリーの持ちなど相当改善されてきた。
それでも、常に持ち歩くにはまだまだといった感が強い。
機能を多少制限しても、常時持ち歩き使いたいときに本当に使えるモバイルパソコンとしての使命がWindowsCEに
課せられている。
私が常々思っていた「常時持ち歩けるPC」に期待するのは
・重さ500g以下
・画面横サイズ600ドット以上
・キーピッチが13mm以上あり実用範囲であること
・バッテリーが8時間以上もつこと
・必要最低限な機能が確保されており、実用的なスピードで使えること
である。
そんな思いを満ほぼたしてくれるのがHP720だったというわけだ。
軽く、小さく、それでいて本格的な使用に耐え、軽快に動く。いいじゃ〜ん
モバイルPCを買おうと思ったら、まず自分が必要とすることが何かをハッキリさせる必要がある。
常時持ち歩きたいのか?仕事でバリバリ使うのか?遊びで使うのか?・・etc
私が必要とする機能は
・メールチェック
・ブラウジング(主にオークションのチェック。やっぱり狙った獲物を競り落とすには24時間体制で監視でしょう。どひゃどひゃ)
・仕事の外出先での議事録・メモとり
・仕事の外出先での必要な情報交換
・パワーポイントプレゼンの投影
である。
人によっては、スケジュールが主体であるとか、自分がメインで使っているPCから必要な情報を切り出して使うとか、
いろいろ用途があると思うが、私は上記のみである。
特にメーラーの使い易さ、ブラウジングの快適性を非常に重視する。
実はCE初期のシャープテリオスを試したことがある。
パソコン並のSVGA画面、ポインタの装備、6時間以上もつバッテリーとスペックは魅力だったが、肝心のメーラーの出来
が悪く使いづらい。決定的だったのはブラウジングの遅さだった。ハッキリ言って実用範囲外だった。
重さも軽いとはいえ800g以上あり常時持ち歩くのは辛かった。
テリオスとHP JORNADA720
さて、JORNADAのメーラーであるがとりあえずプレインストールされているアウトルックのCE版で、使い勝手は合格点だった。
サクサク動くし、特に問題もない。
次にブラウザだが、フレームやJAVAスクリプトにも対応してIEのCE版最新バージョンが搭載され、これまた不具合もほとんどなく
サクサク動く。いやはや驚くほど軽快だ。ヘタなPCよりも表示が速いから驚き!
通信はDDIのPHSによるエッジ(64K)で行っているがISDN並のスピードが確保されストレスはない。
本体が小さいので、立ったまま通信可能である。非常に手軽だ。
尚PCカードは一枚左側に入るのと、アナログモデムは最初から内蔵されている。さらにコンパクトフラッシュカードスロットが
本体底面にあり、大容量メモリカードなどを入れて使う事も可能だ。
メインPCとクレドールを通じて同期をとる方法もあるが、私は使わないことにした。PHS通信で十分と判断した。
さて、CE機を使った人はわかると思うが、電源が一発でON・OFFできる快適性を味わうと、もう普通のウインドウズのかったるい
起動には戻れない(モバイル環境において)
本当に快適だ。
ショートカットボタンと組み合わせて、メールチェックも1分以下で終了することも多い。
キーピッチは13mmちょっととギリギリブラインドで打てる限界だが、実用域にある。
仕事でも使える。
チビACアダプタ
ひとつTIPSをご紹介しよう。
左側が、標準でついてくるACアダプタだ。世界各地で使える信頼性の高いものだが、240gくらいある。
バッテリーは公称10時間もつのでアダプタの携行は通常必要ないが、持ち歩くとしたら、ちょっとその重さは痛い。
そこで右側のチビアダプタの登場である。ユニファイブというところからリリースされている、日本国内専用アダプタで
重さたったの100gと持ち歩きに苦にならない。こりゃいいね!
モバイルPCショップ等で入手可能約4000円です。
結論:さぁ〜バリバリ落札するぞおおお(^^;
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