投稿! いといちゃんの「オヤジの挑戦! はじめてのラジコン」
★★ 初挑戦! 中年おやじのRC
assemble diary By いといちゃん★★
■自己紹介
氏名:いといちゃん
年齢:3×歳
住所:神奈川県川崎市
出身地:三重県四日市市(18歳まで住んでました)
勤務先:某精密機器メーカー
家族構成:妻一人(あたりまえか)、息子一人(4歳)
趣味:水泳、テニス、映画鑑賞(リュック・ベッソン監督のファン)
■怪しげな趣味に走り出した理由
不特定多数の皆さん、はじめまして。
まずはじめに、ぼくがなぜRCを組み立てることになったか(RCの世界に首を突っ込んでしまったのか)についてその経緯
を説明します。
僕が弊社に勤務して今年で13年目になります。今は、カラー複写機&プリンタの事業企画室というところでなんでも屋を
しています。今年になって、とある仕事である人物と出会いました。その人物とは、な・な・なんとおぐっちゃん(以下、師匠)
だったのです。
さる1999年12月8日、ひょんな理由からぼくが師匠ともう一人の友人に“びっくり寿司”で寿司をおごるはめになりました。
(おぐっちゃん注:いやー腹がぱんぱんになるまでご馳走になり、誠にありがとうございます。オッス!)
それまで仕事上の付き合いはあったのですが、プライベートについては話す機会がありませんでした。
回転寿司をつまみながらお互いのこれまでの会社人生などについて話し、自然と趣味の話しにいたったのです。さかのぼ
ること三十年前、ぼくが小学生だった頃、四日市の日永というところに“ジュニア”というプラモデル屋がありました。(今もあ
るのかもしれません)そこで僕は生まれて始めてラジコンなるものを肉眼でキャッチし一目で惚れ込んでしまいました。
でも悲しいかな、当時の僕には金銭的にとても手の届く代物ではなく憧れの存在でした。1999年12月8日、師匠と話を
するまでぼくのこの体験は過去の記憶の中に封印された状態でした。ところが、師匠の趣味の話を聞いたとたんぼくの小
学生の頃のあの生々しい記憶がよみがえり、いっきにあぶない世界にむかって走り出したのです。
その日以降、毎日のように昼休みに師匠からRCの講義を受け、洗脳状態になるまでに一週間とかかりませんでした。
洗脳コースの内容:
1)毎日の講義
2)師匠作成の小冊子(仲間内ではバイブルと呼ばれているらしい)
3)師匠作成のRCレースのCD-ROM
4)各種雑誌
5)たまたまテレビ東京の番組でラジコン親子選手権が放映された
6)ボーナスがはいって金銭的には購入が可能
ここまで環境が整えばもう行くっきゃないじゃん!
しかし、ここで一つの大きな壁にぶち当たりました。それは、既婚者の方なら理解していただけると思いますが、大蔵省
(奥様)の許可=決済がおりるかどうかということでした。最初の師匠の説明では中古なら1万円くらいで買えるとの事
だったので奥さまの決済をとるのにそれほど苦労はしませんでした。ところが、毎日の講義をうけていくにつれ“やっぱり
本格的に始めるのなら新品でいいものがほし?い”という気持ちに変わっていきました。そこで思い切って、予算を
2万5千円に引き上げ再度予算交渉にはいりました。いろいろ苦労した挙げ句、なんとか下記の条件付きで決済がおり
たんです。
条件1.組み立て段階から奥さまも参加する。
条件2.操縦は家族三人で平等におこなう。
とうとうラジコンは我が家の趣味になってしまったんです。幸い、奥さまは手先が器用で、もの作りが得意中の得意。
こどもも車が大好きで結果的に家族環境に恵まれていました。
(おぐっちゃん注:くう〜 うらやまぴー!!)
■トラ・トラ・トラ!
そんなこんなで、12月15日(水)、ある大物人物の付き添いの下、秋葉原のスーパーラジコン(通称:宇宙一)に出陣
しました。
多少緊張気味で店に突入。いきなり、訳の分からない部品が目に飛び込んでくるわ、BGMは演歌、店員の目つきは
怪しげ、客層も不気味…、きっと独りできたらすぐ引き返していただろうと思います。
そんな僕をよそに、その大物人物はまるで水を得た魚のように店内をところ狭しとかけめぐりあれよあれよという間に
初心者用モデル&オプション品をそろえてくれました。
(購入品目)
・CALSONIC SKYLINE GTR (TL01)
・プロポ (フタバメガテックJrセット)
・バッテリー(RC2000)×2本
・急速充電器(タミヤAC60M)
・ボールベアリング
・スプレー塗料(メタリックブルー)
合計:¥31,195
おぐっちゃん注:通販のフルセット価格は非常に安く見えるのですが、大抵は得体の知れないプロポ、バッテラ、充電器
がセットされ、ちょっとやるとすぐ買い換えたくなるものばかりです。多少高くてもいいものを買っておいたほうが結局は
安上がりになると思いアドバイスさせていただきました。
尚、宇宙一の店内でカチンカチンに固まっているいとちちゃんが印象的でした・・・
そんでもって、買ってしまいました。とうとう小学生だった頃の夢が実現したわけです。
さっそく車に乗り込み大物人物と祝杯をあげるべく適当なお店を探し、結局ロイヤルホストに行きました。きっとファミリー
レストランなら怪しいおやじ二人が大きな袋を持って何やら怪しげな行動をしても目立たないと思ったからです。
案の定、お店は空いており祝杯をあげ食事を済ませた後、記念すべき開封のときがやってきました。わくわくしながら箱
を開けるとそこには予想以上に大きい透明なボディーがありました。すかさず大物が取扱説明書を手に取り、なにやらい
ろいろ書き込んでいます。その作業が一通り済むと、至れり尽くせりのご説明を頂戴し、ふむふむと納得したのであります。
(ただ、本当に組み立てられるのか? 組みあがっても本当に動くのか?という疑問というか不安というか、複雑な気持ち
をぬぐいさることはできませんでしたが。)
ということでエキサイティングな一日をすごした後、一路家路へ向かったのであります。
おぐっちゃん注:家に到着するまで我慢できず、途中レストランで開封してしまうあたり・・完全にお子様状態へ回帰して
おります。
■ 12月18日(土)晴れ
5:00;起床。一通り取扱説明書に目を通す。なんか僕でもできそうな感じ。(とにかくこの手の作業は苦手)
一気に組立作業にかかりたかったがこの時期いろいろ忙しく午前中は玉川高島屋にて買い物。お昼寝の後、いよいよ
組み立て開始(15:30)。
お昼寝の間に充電しておいたバッテリーをアンプ+受信器につなぎプロポのスイッチをオンにした。そして、ステアリング
ホイールを回したらなんとサーボが動くではないか!(感激)
しかし、いきなりつまづく。取説に記載されているステアリングサーボのポジションに対し僕のは若干歪んでいる。おかしい。
しばらく悩んだ後、師匠に電話。
師匠いわく、『それはあとからプロポの設定で直せる』とのこと。ほっと一息。
おぐっちゃん注:そういえば最初はトリム調整なんて知らないですよねー・・・
作業続行。息子が横で見ている。邪魔をしてはいけないと言い聞かせてはあるが所詮子供。珍しいものばかりで次々に
触り始める。
こちらもだんだんとうっとうしくなり作業が思うように行かない。まぁ?、のんびり行こう…と自分に言い聞かす。
18:30 ;いつものスイミングスクールへ出かける。
21:00 ;再度、組み立て開始。せっかくのってきたところでグリス(3g)がなくなり本日は終了。22:15
★初日の感想
思っていたほど難しくなかった。むしろ組み立てが楽しかった。久しぶりに手にする工具はどれも新鮮で愛着感がある。
あせらず、時間をかけて、丁寧に仕上げよう。
(余談)自作年賀状をプリントアウトしながら組み立てをやっていたため普段の倍以上疲れた。
■12月19日(日)晴れ
師走というだけあってこの時期何かと忙しい。今日は家族を連れて外出し、結局帰宅は17:00(ただし、ちゃんと溝の口
の丸井でグリスを購入)。
今日はカウンターギアの取り付けからスタート。
(17:30)問題発生。モーターとアンプをつなぐコードの色が取説に記載されているのと違う。取説には黄色コードと赤コード、
緑コードと黒コードをつなぎますと書いてある。確かに、モーターからでているコードは黄色コードと緑コードなのだが、
アンプから出ているのは青と肌色のコード。
とりあえず間違ったら動かないだろうと思い2通りのパターンを試したが両方動いてしまう。困った。夕食時だが迷惑覚悟
で師匠に電話をかける。相談をすると調べてくれて答えを出してくれた。(緑コードと青のコード、黄色コードと肌色のコード)
助かった・・・
おぐっちゃん注:モータとかアンプのコードの色って業界で統一して欲しいっすね・・・
18:30 夕食。その後、しばらく休憩し子供を寝かしつける。ところが知らないうちに一緒に寝てしまった。不覚!!!
目覚めると夜中の2時。すぐに脳裏を組み立て途中のラジコンが駆け巡る。いきなり起床。夜中に組み立て再開。
ほとんど病気。
リアアームから始まり、バンパーの取り付けまでスムースに進んだ。問題がおきなくって良かった。ほっ。時間はAM4:30。
今更寝てもしょうがないので、この日記を書いている。これから風呂に入ろう。今日一日は長そう。
■12月20日(月)晴れ
ねむい。ところで今朝(夜中)組み立てた部分で気になってたところがあった。左右フロントアームの上下の動きに差が
ある。
片側はへこへこ軽く上下に動くのに、もう片方は動きが硬い。さっそく師匠に相談。結論はへこへこ軽く上下に動かなく
てはいけないとのこと。…・・と言うことは、分解????。果たして分解して直るかどうか、一日中そわそわ状態。
帰宅後、さっそく分解してみたがなかなか原因がつかめない。
よく見ると、小さな部品が上下と言うか、左右と言うか、とにかく逆についていた。
再度組み立てると、ちゃんとへこへこ動いた。もう、大感激!それにしても奥が深すぎるぅ。
おぐっちゃん注:部品の取り付けミスって、私もいまだにやりますわ。ガハハ!結構間際らしいパーツがあるのよね〜
■ 12月22日(水)晴れ
明日は休み。とにかく明日完成させる事を目標に計画を練る。ホイル用の塗料を買い忘れていたので奥さまを丸井へ
走らせる。ちゃんと買えたか気になったため会社から確認。
OK !(忘年会を断り)帰宅後、さっそく、タイヤとホイルを入念に洗って乾かしホイルにスプレーで塗装。外の寒さが身に
しみるぜぃ。
それから、ボディの切り取り開始。緊張。
タイヤのカーブの部分がうまくカットできない。ここで器用な奥さまの登場。難なくカット成功。さすが…・。
最後にタイヤを取り付け今日の作業完了。(12:00)
■12月23日(木)晴れ
決戦の日。まず、マスクシールをウインドウ部に貼ります。簡単だと思ってたけど結構てこずった。特にフロントウインド
ウ部。貼りやすい様に中央部を5ミリ幅程度切ったまでは良かったが、マスクシールまで切ってしまい左右をあわせるの
に一苦労。俺ってやっぱりとろい?
いよいよ塗装。まずはじめは奥さま登場。
とりあえず乾燥タイム。くりかえすこと4回、むらもあるが最初だからまぁこんなもんだろう。メタリックブルーがまぶしい。
透明のボディーは安っぽく見えるが塗装後は随分高級感が増した。大満足。
そんでもってシールはり。これは思っていたよりめんどくさい。でも、一つずつ貼っていく毎にもうすぐ完成だという期待感
がどんどんわいてくる。
で・で・で・できたぁ ! めちゃくちゃうれぴぃ?
中年おやじの僕でもできましたよぉ。さっそく女房子供を引っ張り出し記念撮影。
RCのお陰で家族の絆が深まりましたょ。師匠に感謝です。
翌日、さっそく師匠にデジカメ画像を見ていただいたところお褒めの言葉を頂戴し嬉しさ倍増です。
これからは、運転技術を磨き一日も早くレース場へデビューすべく精進します。
オッス !
これで、組み立て日記はひとまず終了です。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
尚、もしメーカー関係の方見ておられたら、初心者は組み立てでこんなところでつまずくんだよ、って所を是非参考にして
いただき、次期製品へ改善反映していただければ幸いです。