2000年4月12日

総本山巡礼! (ラジコン53次〜静岡)

後光がさす、星のマークのタミヤ本社



仁和寺にある法師 (徒然草〜第五十二段)

仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、
 あるとき思ひたちて、ただ一人、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝み
て、かばかりと心得て帰りにけり。
 さて、かたへの人にあひて、「年ごろ思ひつること、果たしはべりぬ。聞きし
にも過ぎて、尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事
かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは
見ず。」とぞ言ひける。
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。
 

中学校の国語の教科書で習った人も多いだろう。おなじみ徒然草の有名な一節だ。
これを現代語に直すとこうなる。
 

地元のサーキットに通うオヤジ、ラジコン続けてはや3年。そろそろ総本山を巡礼したいと
思い立ち、東名高速を飛ばして静岡タミヤ本社へ突撃した。
荘厳なタミヤ本社や工場、物流センターを外から見学し、ありがたい気持ちになって帰宅した。
 さて、帰ってきてさっそくネットで自慢した。
「いやーついに夢かなったよ。タミヤの本社はやっぱりすごいね。一度は拝んで損は無いよ。
なんかテストコースみたいなのがあって、人がたかってたけどさ、多分一般人は入れないんだ
ろうね」とのたまった。
ちゃんと調べていけよな・・・(^^;
 

前置きが長くなったが(^^;
言いたい事は
タミヤ本社のサーキットは、一般人にも無料で開放されている。
ここを、参拝することこそ、ラジコンマンの夢、いや義務 ということだ。オッス!

まさに、ラジコン界の伊勢神宮!総本山タミヤサーキットを巡礼する時がついに来た。
(ちなみに、ラジコン界のメッカは、ヤタベサーキット)

ラジコン界の仁和寺の法師にならんように、まず、タミヤのHPにて営業日(時々一般人使用不可の日
がある)や、地図をチェックした。また、地元かわにしさんのHPでコース図と攻略法を研究した。
ラインを頭に叩き込み、連日イメージトレーニングに余念が無かった。
尚、かわにしさんのページは、タミヤサーキットで実際に走行した際の速度データを分析し、加速度
などの研究が発表されており非常に面白いので、オススメ。
 

前日から、300円のおやつを金額枠ギリギリまで買いこみ、興奮で夜も眠れぬオヤジ5人が、平日の
ある日、一路静岡へと目指した。
尚、興奮しすぎた、かーまたさんは当日寝坊して(遠足になると、こういう子クラスに一人は絶対いるよな)
到着予定が1時間遅れた事はナイショである。どひゃどひゃ
 

パルテノン神殿を彷彿とさせるタミヤ本社ビルを経て、ついにサーキットに到着!
そこは、美しい空間であった。嗚呼・・・・・素晴らしい
これが利用料タダ???

まずは、サーキットに向かって1礼2拍手3ナスビで、参拝をすませる。

尚、右から2番目のスーツマンは、ネットを見てるよ、と声をかけてくれた、コニシさんです。
すっかり溶け込んでます。。。(^^; どひゃどひゃ!
横浜からお仕事で来て、ちょっと見学していたそうな。

やはり、ネットで見て、と声をかけてくれた、てりぃさんです。ハマキタがホームとか。

「どこかで見たことのある、怪しいはたらくクルマを見て、もしや・・と思い」  どひゃどひゃ

はじめて行ったサーキットで、こうして声をかけていただけるのは、本当に嬉しいです。
有難うございます。
 

さっそく店を広げる。あいかわらず、荷物の多さだけはワークス級だ。ガハハ!

 

まずは、タミヤ総本山に敬意を表し、N1レギュにて、チキチキ合戦開始!
若干一台レギュ違反のボディあり(^^;
 

久々の屋外、高速コースということで、最初の2パックは感覚がつかめなかったが、徐々にラインが見え始め
豪快なスピードを楽しむことができるようになった。
いや〜気持ちいいっす! サイコ―!!

540の場合は、インフィールドの序盤から中盤で、失速させないようラインに気遣い、後半のS字からスプーン、
そしてバックストレートまでをフルスロでいけるようにセットを出すと、タイムが上がりそうだった。
 

タミグラスタートを織り交ぜたN1チキチキ合戦をしばし楽しんだ。

尚、オイラは今回、TA03RをRSにコンバートしてシェイクダウン走行だった。
やはり回頭性がアップし、鋭いコーナリングとなった。いい感じ〜。ギヤは24Tを使った。
フロントのバネを青→黄→赤と替えてみたが、いまいち違いが良くわからなかった(^^;
 

タイヤは、FMA(インナーフォーム)で良さそうだった。気温は20度前後だった。
てりぃさんのアドバイスによると、もう少し気温が上がってくるとFMBを使うのがセオリーとのこと。
路面は、アスファルト舗装の上に、特殊なペイントを施し、非常にフラットでグリップが高かった。さすがである。
縁石もクルマに優しく、本当にいたれりつくせりだった。
 

平日だったが、他にも常時10人くらいが走っていた。
殆どがタミヤユーザーのようだった。

と、突然!物凄いスピードの414とおぼしきクルマが乱入!!
よくよく見ると・・・TRFのスタッフだ。あ、三浦氏じゃん。 お仕事でやってきたのね。

モデモータを搭載しているようだが、とにかく鬼のように速い。無駄のない動きでスイスイと走りまわる。

さらに、三浦氏に続いて、青木氏も登場。
三浦氏の豪快な走りにまぎれて、目立たないボディのクルマが、これまた目立たない走行を始めた。
こ、、これは・・・・秘密テストに違いない! (By 浦野Jr)

三浦氏の派手な走行で民衆の気をひいておいて、本命のクルマのテストをこなしているようだった。
秘密車は、ランエボっぽいボディだったが、TBやTAの音とは明らかに違った。414とも違った。
これは、TA04に違いない。2ベルトか!
いや、それにしては、ギヤのこもり音が。。。 (以上 浦野Jrレポート)

秘密車は、1パックでそそくさとボディも外さず引き上げてしまった。
三浦&青木のTRFコンビ。秘密テストの結果はいかに?

その後の情報で、こもり音の謎は解けた。TA04PRO・・414のレイアウトにそっくりなダブルデッキの2ベルト。
しかし、リヤバルクが密閉式で、これが音の元だったようだ。多分バスタブ化を考えてのことか。
尚、タイヤはミディアムナローとなるようですね。タミグラの悩みがまた増えそうです。

ホビーショーで全容は明らかになるでしょう。。。。
 

TRFスタッフのありがたい走行を拝んだ後は、お約束のミニチキチキ合戦

かーまたさんのM02改(タミヤパーツは10%以下・・どひゃどひゃ)

 

そして、本日のメインイベント(なぜそうなる?(^^; ) はたらくクルマ in 総本山!オッス
どひゃどひゃ・・・(^^;
 

ついにベールを脱いだ、新兵器! 手元でオンオフ可能なパトサイレン(大口径スピーカ搭載)を装備した
おぐっちゃんRS4PRO! 
バカだね、ホントに・・・(^^;

遠隔オンオフは、屋台ネットで購入した3chスイッチで行いました。尚サイレンはおもちゃのパトカーから
もぎとったものを移植です。

さっそく、窃盗犯(浦野Jr)を追って、神奈川県警(おぐっちゃん&目方マン吉)が出動。
サイレン鳴らしての大捕り物バトルが、ここ静岡総本山で繰り広げられた。
これが、もうサイコ―っす!(^^;

サイレンが鳴り出すたびに、腹が痛くなるほど大笑いしてしまい、涙で前が見えなくなる始末(^^;

さらに、静岡のお子様がどこからともなく、大勢集まってきて、パトカーが出動するたびに、大声援!
サイレンが鳴るたびに「パトカーがんばれー!」と絶叫する少年少女・・・
ああ、幸せ(^^;

静岡サイコ―!!

オッス
 

他社タイヤは、
D25(037M)と5G(037F)が良好でした。
これよりも、冬よりのタイヤはオーバーグリップで挙動がシビアになってしまいました。V23とか。
尚、真昼間はD30でも良かったかも。温度によってコンディションが変化するのは、屋外コースの宿命ですな。
 
 

お面屋で買った、ボディ(値札付)をひっさげて登場したるわ、謎の男K(かつよしさんなんですけどね(^^;)

ヨコモのシャーシに京商のボディをひっさげ、豪快に走る!(ひとつくらいタミヤ持ってきなさいって・・・(^^; )

 

N1→23T→27T→ミニチキ と繰り返し、次なるステージ「オフロードコース」へ!

 
操縦台をはさんで、反対側は一周約80mのオフロードコース。
ん〜なんて贅沢なんざんしょ!
 

おなじみ、かーまたさんのランチア6連ライトコンビ。かっちょええなあ〜!

果敢に水溜りにチャレンジし、見事アンプを破損・・・・(^^;

バギーなんぞも堪能させていただきました。オッス

浦野さんより、レンタルしたB3も立派に走りました。オッス!
 

さて、本当に素晴らしいサーキットなのですが、ちょっと残念な点が2点ほど

1 ノーコンがちょっとスゴイかも・・
    ストレートに入る手前で、結構頻繁にノーコンが発生しました。お立ち台の鉄枠のせいかな?
    シャーシによっては、完全に操縦不能に陥ることもあり、ちょっと残念した。

2 バンド札がない(^^;
    走行させるたびに、大声で確認せねばならず、ちょっと面倒でした。
 

ま、そんなことが本当にササイさんと感じてしまうほど、素晴らしいサーキットであることには違いありません。
こんなコースがタダなんて、、、地元の人は恵まれてるなあ〜。うらやましいッス。オッス
 
 

結論:お伊勢参りの次は、メッカ巡礼や!


戻ったれ

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