2000年2月15日

松原湖 氷上レース 準備編




「今年は氷上レースやらないのかなあ〜」
ある日、AORcの掲示板にしじぃさんが書きこんだ。これが全ての始まりだった・・・・・・・
しじぃさんといえば、一昨年の女神湖氷上レース初代チャンピオンでもある。

98年より、とみおか模型主催にて、開催していることはなんとなく知っていたが、自分とは無縁のものと思っていた。
が、しじぃさんの書きこみの後、すかさずゆーむさんが、全貌を紹介。AORcの物好きの面々が興味を持ち始め
急激に「氷上レース」が具体化していった。

主なレギュは
EPラリーカーのみで、ロードレース(氷上ラリー)と氷上オーバルの2種目。
タイヤはゴムタイヤで改造不可とのことだった。

昨年まではスパイクタイヤがOKで、いろいろな工夫をこらしたタイヤが登場したらしいが、今年は駄目。。。
果たしてグリップするのか?その前にレースになるのだろうか??

いろいろ思案するうちに、興味津々となってきた。
なんだか面白そうだぞ!!

当日はAORc関東及び北陸勢が集まり、またしじぃさん始め著名な方々も乗りこんでくるという。さらにRCWの取材も
あるとか。。

こりゃやるっきゃないじゃん!

というわけで、さっそく準備にとりかかった。
 

Creekさんは、現地に乗り込み、貴重な事前情報をアップしてくれた。きゃめりんは過去RCW誌や各種情報を集めた。
かーまたさんは、なにやら秘密兵器(氷上スペシャルカー:バギー足+4WS!!)の開発に着手した。
さのっち&ドリキン児玉コンビは、おそろいの氷上電飾カーを作り始めたらしい。
モミーは・・・秘密特訓しているようだ。
しじぃさんは沈黙を守っていた。

大変なことになってきた。これはウカウカしてられないぞ。
焦りがよぎる。しかしまったく考えが浮かばなかった。

とりあえず、シャーシはいつものRS4ラリーで決まり。他持ってないし。
ボディはウケねらいで、デカミニにしよう。あ!スケールが1/8だけど、まいっか。どひゃどひゃ

しかし、今ひとつパンチというか決め手に欠ける・・・
 

氷上・・・一体どんな所だろう?? 寒いのかな? 雪とか降ってるのかしらん・・・  。。ハッ

もしやと思い、日本気象協会のピンポイント天気予報特別部に問い合わせ、レース当日の松原湖の天候を調べた。
その結果・・・「ユキの確率80%。ところによりブリザード」と出た。

これや!

みんな、吹雪くことまでは、考えとらんだろう。けけけ

吹雪いたら、どうなる? 視界真っ白け。従って視界を確保すれば勝ちや!
やった〜!我ながら天才や! あははははははは

というわけで、ワイパーを取り付けることにした。
どひゃどひゃ!!
もちろん、飾りではなく、ちゃんと稼動してフロントウインドの雪を除去できるもんでなくてはならない。

ラジコン用のワイパーっと。そんなものあるわけないやん。。。(^^;
レース開催まであと一週間。焦る。しょうがないから作るか。

さっそくAORc電子設計部長izu@さんに、相談し、PICでサーボをコントロールすべくプログラミングを依頼した。
押し入れを捜索して、マイクロサーボ(大阪模型中心の広告に毎月のってるやつ)を発見、これで直接ワイパーを
駆動することにした。

izu@さんは忙しい中、特急仕事でPICを仕上げてくれた。
さっそく装着してみる。 受信機より電源を供給し、途中にPICを配線してサーボにつなぐ。

スイッチON! 動いた〜!やった〜!!!! 本物のワイパーのような見事な動きだった。
角度は約110度、2秒で往復を繰りかえす、見事なプログラムだった。完璧だ。勝った!(^^;

え?誰の視界確保って? ドライバーのお人形に決まってるジャン・・・どひゃどひゃ
★人形は視界が命★

冷静に考えて、ドライバー人形の視界も大事だが、やっぱオイラの視界も確保しとくか。。(^^;
吹雪いても見える電飾となると・・ストロボや!

1秒ごとに強烈な光を放つストロボ(実車用)をイエローハット宮前平店で仕入れてさっそく装着する。
電源はさすがに6Vや7.2Vでは駆動しなかったので、9V電池を専用に搭載した。

こんな感じで天井裏にぶらさげました。室内から強烈な光を放ちます。これで、吹雪いても万全だ。勝った!・・・どひゃどひゃ

おそるおそる、ボディの重さを測ってみた。。。300gもあった。
だみだこりゃ

ウケればいいじゃん!・・・・・・(^^;
 

というわけで、でけたー!

ニチレイアセロラドリンク デカミニ氷上スペシャル
名づけて「吹雪いたら俺のもん!」

   このお目目・・・ナメきってる(^^;
 
 

    

おお、我ながらいいじゃ〜ん! 自己満足に陶酔しまくり!!
レースが始まる前にすでに燃え尽きました。ガハハ
 

ちょっとは、クルマの準備でもしてみるか。

しじぃさんや、かーまたさんからの情報で、防水対策を万全に、とのことだった。
受信機にはカバーを、アンプとモータ部のまわりには、坊主のオムツを加工して作った吸水シート「多い日でも安心」を
装着した。完璧や!

あとは、車高をちょっと上げ気味にした。

タイヤは、ヨコモがよさそうとの事前情報があったが、キット標準ではなく、オールラウンドしか用意できなかった。
あとは、雪上では実績大との評判のHPIソフトをナローホイールとスーパーナローホイールで組んだもの
(スーパーナローのほうがラウンド形状で流れ出しがマイルド?)、HPIミディアムを用意した。

アンプはバック付のF1ビュレットで、ホイルスピンをおさえるべくカレントリミッタを絞った。
プロポの機能で、舵角を減らし、ステアリングとスロットルのエキスポネンシャルも絞ってみた。
あとは、現地で、デフの締め具合と前後の車高を調整し最もドライブしやすいポイントにあわせて完了だ。

バッテラはなるべくパンチの無いやつ・・・・TOP3000や!オッス!

モータは23T、ギヤ比はいつものまんま。あとは運を天にまかせよう!

しかし・・・
いきなり現地入りは、ちょっと不安なものがあった。
「本当にワイパーウケるかなあ〜(^^;」

そこで、レース前日、オンロードサーキット(波田村営サーキット)にシェイクダウンにむかった。
偶然MKAZさんとヤマザキさんに会った。びっくりしたなあ〜!
AORcのMLに参加してくれてるはんくさんにもお会いできた。

おそるおそるコースインする。
ピット前にクルマをとめ「見てみてえええ」

「あーワイパー動いてるぅ〜!だははははは」
「なんだこりゃー」
「馬鹿だね、あんたホントに」

シェイクダウンは無事成功した (^^;
もはや確信に近いものがあった。
 

あとは、松原湖に乗り込むばかりとなった。
前日は9時半に寝た。中学生か、俺は。。(^^;
 

結論:来年はマジで車載カメラ積むで。その映像見ながら運転や!オッス


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